5月 11, 2012 デパートメント・ストア 流通業 0

ラグジュアリー百貨店のノードストロムは4月28日で終わった第1四半期の業績を発表した。売上は13.7%増加して25.35億ドル(クレジット部門を含む総収入は13.2%増加して26.29億ドル、純利益は2.8%増加して1億4,900万ドル(1株あたりは7.7%増加して70セント)だった。百貨店とダイレクト販売の合計売上は10.8%増加し、既存店売上は9.3%増加した。商品カテゴリーでは、ハンドバッグ、女性の靴と男性の靴が好調だった。百貨店の既存店売上は5.6%増加、南部と中西部地域の売上が特に良かった。ラックの既存店売上は6.8%増加、オンライン販売を含むダイレクト・チャンネルは44.2%の増加となり、同社がすすめるマルチ・チャンネル販売強化を反映している。粗利は0.31%減少して37.5%となった。これは、ファッション・リワード・プログラムと配達料の収入が減ったためだった。ノードストロムは、2011年の第3四半期からオンライン販売の配達料と返品の送料を無料にしている。販管費は前年度より18%増加しており、要因は顧客経験向上の為の経費、なかでも電子コマース関係の経費増加が大きかった。クレジット・カード部門の不良債権は年率4.7%で、昨年度の7.0%より大幅に改善している。支払い遅延の割合は2.3%で、これも昨年同期の3.3%より改善している。この結果によって、貸倒引当金を1,000万ドル減額した。同期に百貨店を1カ所、ラック店を5カ所新開店し、全米31州で、117カ所の百貨店、110カ所のラック店、2カ所のジェフリー・ブティック、1カ所のトレジャー&ボンド店、1カ所のクリアランス店で、合計231店舗を展開している。2012年度全体では、既存店売上で4%から6%の増加、1株あたりの利益で$3.30から$3.45ほどを予測している。ビジネス・ワイア

ノードストロムは、電子コマースの経費が利益を圧迫しているとレポートしている。実店舗を持つ小売業は、オンライン・リーテイラーと本格的な競争状況に入ってきており、電子コマースのインフラへの投資が嵩んでいる。創業後10年ほどインフラ投資を続けたアマゾンに対抗するためには必要な投資となるだろうが、短期的には利益を下げる事になるだろう。