5月 9, 2012 アパレル オンライン・リーテイラー ホーム・ファーニッシング 流通業 0

アパレル・チェーン大手のギャップの傘下で、ブランド商品を販売するオンライン・リーテイラーのパイパーライムが、ニューヨークのマンハッタンで実店舗を開店した。ソーホ地区に開店された店舗は4,000平方フィートの広さを持ち、ミリー、フライ、シティズン・オブ・ヒュマニティーなどを含むブランドを扱っている。パイパーライムは、2010年9月にこの地域でポップアップの仮設店舗を25日間実験開店しており、その成功で今回の開店となった。ザ・リアル・ディール

121 Wooster, New York NY

こういった試みの成功例が増えると、実店舗とオンライン・リーテイラーの垣根が無くなり、小売業界はますますダイナミックなものに進化すると思われる。

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ホーム・ファーニッシング・チェーン大手のベッド、バス&ビヨンドは、やはり家庭雑貨、家具、ワインなどを扱う、オークランドに本社を持つコスト・プラスを4億9,500万ドルで買収すると発表した。買収額は株式当たり22ドルの現金で、昨日の終値である$17.99に対して22%のプリミアムとなる。買収される店舗数は合計で260カ所となり、ベッド、バス&ビヨンドの1,173店舗に加わる事になる。WSJ

無借金のベッド、バス&ビヨンドは、2月25日で終わった会計年度で、10億ドル以上の現金相当の資産を持っており、この程度の買収はいとも簡単なのだろう。一方2006年以降赤字続きのコスト・プラスは、2010年度は290万ドルの黒字とぎりぎりだった。2011年度は1,650万ドルの黒字と回復してきてはいるが、主に店舗閉鎖など経費節減の結果である。株価も低迷しており、買収額は1店舗あたり平均190万ドルとなり、平均店舗在庫のネット額76万ドルと什器など資産を考慮すれば、破格値である。同社の売上の61%を占めるホーム・ファーニッシング商品は、ベッド、バス&ビヨンドのノウハウを生かす事ができ生産性も上げられるだろう。この業界はますます寡占化が進む事になる。