5月 1, 2012 フードサービス 流通業 0

ニューヨークの投資家グループであるセンターブリッジ・パートナーズは、中華レストラン・チェーンのP.F.チャンズ・チャイナ・ビストロの上場株式を全て買収すると発表した。買収額は11億ドルほどとなり、1株あたり$51.50で時価の30%プリミアムとなる。買収は遅くとも第3四半期の終わりまでに終了予定である。アップスケールの中華ビストロと子会社のファースト・カジュアル・レストラン・チェーンのペイウェイは、景気後退後客数が落ちており、回復が遅れていた。同社は今日、4月1日で終わった第1四半期の業績を発表しており、売上は0.5%増加して31,890万ドル、純利益は40.6%減少して6,300万ドル(1株当たりは34.7%減少して30セント)、客数は前年度対比で40%減り、既存店売上は、ビストロで0.6%減少、ペイウェイで1.7%減少した。同社は200カ所ほどのビストロと170カ所ほどのペイウェイのレストランを展開している。両チェーンとも、景気後退以後、高値のイメージによって価格訴求の強くなった消費者が遠ざかった。最近ではお値打ちを強調しており、新しく導入されたビストロの昼食の新メニューは好評で、客数が20%増加している。以前ビストロは昼食メニューを持っておらず、今回のポーションの少ないメニュー、速いサービス、そして低価格が客数増加に貢献していると観られる。夕食のメニューでも低価格のアイテムやハッピーアワーのスペシャルを実験中である。今後は新店舗の開発を控えて、主に改装に設備投資される。ペイウェイでは、新しいコンボ・ミールの昼食メニューを中心にし、テーブル・サービスを省いてよりサービスが簡素化されたペイウェイ・アジアン・マーケットというレストランも実験中である。WSJ

アップスケールなレストランでも価格訴求の影響は出ているようで、ハッピーアワーの時間延長や週末のサービスなどを行い、メニュー価格を下げないで、低価格を提供しようとしている。景気が回復したと云っても、消費者のフルーガル指向はあまり変わらないようである。