4月 30, 2012 オンライン・リーテイラー ブック・ストア 流通業 経済 0

コンピューター・ソフトウェア大手のマイクロソフトは、バーンズ&ノーブルのヌーク電子書籍ビジネスに、6500万ドルの投資を行ない業界での遅れを取り戻そうとしている。このマイクロソフトの参入は、アマゾン、アップル、グーグルなどの競合に加わるもので、バーンズ&ノーブルが同ビジネス成長の為に必要としている資金を提供する事になる。マイクロソフトは投資によって、新しく組織される、大学の書籍店641カ所と電子書籍ビジネスを傘下に持つ、バーンズ&ノーブルの子会社の17.6%を所有する事になる。バーンズ&ノーブルは、これまで通常の書籍ビジネスと、電子書籍ビジネスに対する多額の投資によって、苦しい経営を行なってきたが、このニュースによって、株価が52%上昇している。同社は、国内の電子書籍の市場シェアを27%ほど持っているが、アマゾンの60%には遅れを取っている。また、多額の投資によって、電子書籍部門は赤字となっており、今後の成長の為の投資も充分に出来ない状況だった。一方アマゾンのキンドルは、スマートフォンやタブレットのアプリを含み世界100カ国に拡張されている。マイクロソフト社が3億ドル支払って得る新しい子会社の17.6%を元に換算すると、この子会社の時価は17億ドルに相当し、バーンズ&ノーブルの8億ドルの発表前の時価の倍以上となるが、その後の株価の上昇で現在の時価は1億2,500万ドルとなっている。マイクロソフトは、他にも3年間で、18000万ドルの電子書籍売上により利益保証と、5年間で1億2,500万ドルの国際進出の為の資金援助を行なう。これらの投資で、両者が争っていたパテントに関する起訴も取り下げられ、あたらしく造られる子会社は、マイクロソフトのパテントの有償利用の権利を持つ。電子書籍の競合では、アマゾンが中心となるが、タブレットの発売以後急成長しているアップルも競争相手である。調査会社のHISアイサプライ社によると、アップルは電子書籍リーダーを持つメディア・タブレット市場の62%を占有しており、アマゾン(ファイア)が6%、ヌーク(タブレット)5%と遅れている。今回の投資による協力で、マイクロソフトにとっては電子書籍業界への足がかり、バーンズー&ノーブルにとっては、成長資金の確保とヌークの販売強化となるが、それ以外の分野での協力では、マイクロソフトのアップルに対する対抗手段としては弱いと観られる。WSJ

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経済分析局の発表によると、3月の個人所得は0.4(503億ドル)増加、可処分所得も0.4%(425億ドル)増加、個人支出は0.3%(296億ドル)増加となった。2月は個人所得が0.3%増加、可処分所得は0.2%の増加、個人消費は0.9%の増加にそれぞれ改訂された。