4月 18, 2012 スーパーマーケット 流通業 0

テスコは2月25日で終わった2011/2012年度の業績を発表した。グループ全体の売上は7.4%増加して720億ポンド、付加価値税を除くと6.8%の増加となる。営業利益は1.3%増加して37.61億ポンド、税前の純利益は1.6%増加して39.15億ポンドとなった。英国の店舗の売上は、全体ではガソリン販売を除き6.2%増加しているが、既存店売上は横這いとなっており、営業利益は1.0%減少した。この結果をふまえ、CEOのフィリップ・クラーク氏は、英国の業績改善の為に10億ポンドを投じて、顧客の買物経験を改善すると発表している。うち設備投資は4億ポンド程となり、既存店の生鮮部門を中心に人員強化、暖かい雰囲気を持つ内装とレイアウト、魅力のある売価とお値打ち、テスコ・ブランドなど品揃えと品質の向上、顧客にフォーカスしたマーケティング、オンライン販売の拡張があげられている。アメリカのフレッシュ&イージは、売上が27.3%増加して63,000万ポンド、損失は15,300万ポンドとなり、前年度より17.7%改善した。既存店売上は第4四半期で+19.6%となっており、9四半期続けての増加となった。年度全体の既存店売上は+11.9%となる。粗利益率は改善してきており、表の様に75%以上(140店舗以上)は、週あたりの損失が15,000ドル以下で、推定週平均売上13万ドルの10%以下となっており、店舗ベースでの黒字化に近づいている。しかし、これには本社及び食品工場の経費は含まれておらず、それらを含めた全体での黒字化予定は、203/2014年度に延期された。理由は、20112012年度終わりで185店舗となった同チェーンを、20122013年度中に、約45店舗ほどの新開店に押さえられ、採算ベースに必要な300店舗に満たない為であると説明されている。店舗網拡張前に、既存店の黒字化を優先するそうである。

この表でみると、店舗段階での黒字店はまだ30店舗ほどである。今年度に入っても伸びているので多少増えていると思われるが、黒字化というより赤字が減少していると云った方が正確である。まだ改善が必要なようである。