3月 27, 2012 スーパーセンター スーパーマーケット ドラッグ・ストア 流通業 0

ドラッグ・ストア・チェーン大手のウォルグリーンズは2月29日で終わった第2四半期の業績を発表した。売上は0.8%増加して186.5億ドル、営業利益は8.4%減少して11.1億ドル、純利益は7.6%減少して68,300万ドル(1株あたりは2.5%減少して78セントとなった。既存店売上は1.5%減少している。PBMであるエクスプレス・スクリプツのビジネスを失った初めての四半期となり、調剤の売上は全体で−1.7%、既存店ではー3.9%だった。処方箋枚数は4.2%減少して1億9,600万枚となり、既存店ベースでは4.9%の減少となる。一方フロント・エンドの既存店売上は2.1%の増加となっている。利便性の高い品揃えと生鮮食品の在庫がこの成長を支えた。これらの数字は、業界予測を上回り、同社の株価をあげている。以下はCEOのグレゴリー・ワッソン氏の業績発表時のコメントの一部:エクスプレス・スクリプツの影響で、利益は下がっているが、フロント・エンドの売上が好調だったため、粗利益額は1.2%増加しており、調剤の粗利も改善している。一方販管費は、処方箋のトランスファーなどの経費がかかり今期はあまり節約できなかったが、今年後半には改善する。消費者の毎日の健康な生活のためのチェーンとなるため、200カ所ほどの店舗をウェール・エクスペリエンスのフォーマットに改装した。これらはシカゴ、インディアナポリス、ニューヨークのデュエイン・リード店で行われた。最新のデザインで、ヘルスケア、ビューティー、生鮮食品、PBなどをそろえ、地域の消費者に奉仕している。また、2万以上の薬局が加盟するRxAllyに参加し、患者の健康を推進していく。引退者の団体であるAARPとも協力し、3年間の調剤提供の契約を結んだ。電子コマースのドラッグストア・ドット・コムの統合は進んでおり、新しい50万平方フィートの広さを持つ電子コマース用の配送センターを、イリノイ州、エドワーズビルに解説した結果、顧客への配達の速さを50%改善した。この最新の配送センターでは、ハンディキャップを持つ人たちを全体の30%雇用して地域に貢献している。フェースブックの新しいアプリ(アンサーズ)も加えており、200万の仲間に健康情報を提供している。今後も革新的で生産性の高い運営を目指していく。

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最近問題になっている、ピンク・スライム(ピンク色の粘液)と呼ばれる、牛肉の加工品を製造している、ビーフ・プロダクト社は、稼働中の4カ所の工場の内、3カ所の操業を中止した。この加工品は、屠場で牛肉が骨と肉に分けられるときに出る屑肉を集め、アンモニア・ガスで消毒したもので、正式にはリーン・ファインリー・テクチャード・ビーフ(低脂肪の細かく砕かれた牛肉)と呼ばれている。放送局のABCの3月8日のニューが、販売されているミンチ牛肉の70%には含まれていると報じ、その後ソーシャル・ネットワークなどで大きく広まった。消費者からも大きな反響がおこり、大手のスーパーマーケット・チェーンは扱いを止めている。食肉の大手である、タイソン・フーズ(IBP)は、この問題の影響で、ミンチ牛肉の需要が相当落ちていると述べている。穀物メーカー大手のカーギル社によると、ミンチ牛肉には年間8億5,000万ポンドの添加物が加えられており、今後他の食肉を使わなければならなくなり、それは150万頭の肉牛に匹敵すると推定している。WSJ

このニュースが大きな話題になる前に、食肉関係者と店舗視察を行った際、ウォルマートで販売されていたミンチ肉の販売期限の長さ(約一週間)が話題になった。その後この問題が公けになった後、ウォルマートを訪れた際確認したら、販売期限は2日、賞味期限は4日に短縮されていた。食肉自体の販売期限が変わるわけはなく、フィラーの追加によって販売期間が延ばされていたと推測できる。米国農務省はピンク・スライムが安全との立場をとっており、販売期限の長さも認めていたと思われる。使わなくなると、賞味期限の短縮、素材の価格の高騰などを招き、結局消費者に値上がりとなって跳ね返る。結局安全な食品を食べるには、多少高くても自然食品を扱うホール・フーズ・マーケットなどで購入しなければならないのかも知れない。