2月 21, 2012 スーパーセンター スーパーマーケット ディスカウント・ストア 会員制倉庫型店 流通業 0

今年で創業50周年を迎えるウォルマートは、131日で終わった第4四半期及び通年の業績を発表した。四半期の売上は5.8%増加して1,223億ドル(会員費を含む総収入は5.9%増加の1,232億ドル)、営業利益は5.0%増加して84億ドル、継続事業利益は3.4%増加して51.94億ドル(1株当たりは11.8%減少して$1.50*)、既存店売上はウォルマートUS+1.5%、サムズ・クラブで+5.4%、全体ではガソリン販売を除いて+2.1%となっている。通年では売上が5.9%増加して4,439億ドル(会員費を含む総収入は6.0%増加して4,470億ドル、営業利益は4.0%増加して265.6億ドル、継続事業利益は2.7%増加の157.7億ドル(1株当たりは1.1%増加して$4.52)、既存店売上はガソリン販売を除いて、ウォルマートUS+0.2%、サムズ・クラブで+5.1%、全体では+0.9%となった。部門別の売上は、ウォルマートUS2,642億ドル(59.5%)、国際店が1,259億ドル(28.4%)、サムズ・クラブが538.0億ドル(12.1%)で、部門別の営業利益は、ウォルマートUS203.7億ドル(71.5%)、国際店が62.1億ドル(21.8%)、サムズ・クラブが18.7億ドル(6.6%)となる。同社は、27カ国で69のバナーで10,130店舗を展開、世界で200万人以上の社員を雇用しており、毎週200万人以上の顧客が店舗を訪れている。*前年度は2007年のドイツの店舗閉鎖に伴う10億ドルの法人税還付が計上されている

以下は業績発表での重役によるコメントの主な内容:

ビル・サイモン氏(US CEO

四半期の既存店売上増加は2期目となり、業績の改善を示している。客数も久しぶりに増加しており、全米3地域全てで増加した。低価格リーダーとなる為、第4四半期だけでも粗利を約1億ドル(0.13)下げており、今年度も続けていく。削減された商品の再在庫は1万アイテムで終わり、今後在庫の棚割りの微調整を行っていく。在庫率改善では、他社による週毎の棚卸しを行う事で、導入された第1四半期以降6%改善され、現在は90%台半ばを達成している。暖かい気候に影響を受けたアパレル部門以外は全て既存店売上が増加している。食品と消費材を含むグローサリーは、低い1桁台の増加だった。特に食品は、客数も増加し1桁台中間の増加となった。これは感謝祭から始まったホリデーからスーパー・ボウルまで積極的に行った販促の結果である。食品のインフレは多少収まっているが、四半期で約4%となっており、トレード・ダウンなどで実際の顧客への影響は1%2%となった。健康・ウェルネス・ビジネスは好調で、低い1桁台の増加だった。調剤、OTC,オプティカル全てプラスとなっている。ハードラインも低い1桁台の増加で、スポーツ用品、文具、クラフトなどが強かった。季節商品は気候の影響を受けた低迷した。ホリデー時の、レイアウェイ・プログラムと低価格保証(価格マッチ)は売上状況に良い影響を与え、エンターテインメント・ビジネスを7%増加させた。テレビの販売数も増加し、売価のデフレの一部を相殺した。携帯電話のストレート・トークは伸びており、スマートフォンなどの売上が好調だった。家電、玩具を含むエンターテインメント・ビジネス全体は、低い1桁台の増加となった。玩具のビジネスは高い1桁台の伸びで、特にレイアウェイが好影響を与え、前年度との比較では9%増加している。ホーム・ビジネスも改善しており、低い1桁台の伸びとなった。これは過去2.5年で初めての増加となり、バーシックな品揃えによって達成出来た。気候に影響を受けたアパレルも、ベーシックな商品カテゴリー強化が顧客に受け入れられている。オンライン販売は、タブレット、コンピューター、玩具を中心に成長しており、顧客はサイト・ツー・ストアなどのマルチ・チャンネルをうまく利用している。今年度、移転、拡張、新開店を含みスーパーセンターを119カ所、小型店を27カ所追加した。スーパーセンターが市場シェアを確保する成長基盤となるが、小型店も今後開発していく。ネイバーフッド・マーケットは、第4四半期の既存店売上が5%増加しており、客数は今年度全体で伸びた。今年度の960万平方フィートの売場面積追加に対して、来年度は1,400万から1,500万平方フィートの売場面積増加を計画している。これは、210カ所から235カ所の新店舗に相当し、うち80カ所から100カ所は小型フォーマーット、主にネイバーフッド・マーケットとなる。2013年度第1四半期は、横這いから+2%の既存店売上を予測している。

ダグ・マクミラン氏(国際店)

今年度612カ所を新開店し、1万店目となるサムズ・クラブをメキシコで11月に開店した。今後も成長地域であるメキシコ、中国、ブラジルなどで積極的に開店していく。日本でもエブリデー・ロー・プライスが定着してきており、既存店売上の増加は今年で3年連続となる。日本の売上、既存店売上、客単価は、第4四半期に名目で増加、営業利益は売上以上に成長した。過去4年間、ウォルマートは業界平均を上回っており、第4四半期は実質+3.7%となった。客数は1.7%の、客単価は2.0%の増加となる。業界全体では−1.7%と経済産業省が発表している。最近の売価に対する投資にもかかわらず、粗利は0.45%増加しており、販管費は昨年度より下がっている。これは主に節電の結果である。