1月 13, 2012 娯楽レンタル・販売 流通業 0

調査会社のNPDグループは、201112月のビデオゲーム業界の売上が21%減少したと発表した。新しいビデオゲーム、コンソール、アクセサリーの総売上は、昨年の50.7億ドルから39.9億ドルとなり、先日発表されたテクノロジー家電の売上低迷(−5.9%95億ドル)に続くものである。通常12月の売上はホリデー商戦となり、過去10年では年間売上の28%を占めていたが、昨年の12月は23%となった。売上低迷要因は、新しいコンソールの発売が少なかった事と、スマートフォンやソーシャル・ネットワーキング・サイトで廉価なゲームが出回っている為である。この数字には中古のソフトや定額のオンライン・サービスなどは含まれていないが、ビデオゲーム業界全体の売上は、2011年で163億ドルから166億ドルと推定されており、2010年から2%ほど減少している。今後も廉価のゲームのデジタル・ダウンロードは今後も増えると予測されている。WSJ

スマートフォンやタブレットのゲームは、アップルが開発したアプリ・ストアの影響が多大である。グーグルのアンドロイド系など他のプラットフォームでもアプリケーションの販売はスマートフォンの魅力のひとつとなっている。世界的にヒットしたアングリー・バードスワンピーでも、無料の分もあり、購入してもスマートフォン用はせいぜい1ドル−2ドルである。コアのゲーム・プレイヤーは別にして、一般大衆にはこれらで十分なのだろう。赤字のコンソール販売と利益率の高いゲーム・ソフトによるビジネス・モデルは、そろそろ終わりになるかもしれない。ゲーム業界でも新たなパラダイム・シフトは確実に起こっていると思われる。