12月 16, 2011 オンライン・リーテイラー ブック・ストア 流通業 経済 0

アマゾンが破格の$199の売価で販売している電子書籍リーダーのキンドルは、過去3週間続けて週100万台以上売れており、同社のベストセラーになっていると発表されている。今年のホリデー商戦でホットな商品のタブレットであり、売価も手頃な為だろうが、購入した人たちのコメントとして電子書籍の価格上昇が伝えられている。2007年にキンドルが発売され始めた頃は、アマゾンは出版社から卸値で仕入れ、ほとんどの電子書籍を$9.99で販売していた。ところが、その後アップルやバーンズ&ノーブルの電子書籍販売参入によって、出版社が売価を決める様になり、小売りは30%ほどの販売手数料を得る仕組みに変わっている。結果、売価は$9.99から$18.99くらいまでの幅ができ、書籍によっては電子書籍の方が単行本より高くなるという現象が起きている。消費者の側からしてみれば、デジタルでダウンロードされる電子書籍の方が当然安くなるべきだと感じるが、価格は基本的に需要と供給で決まるため、電子書籍リーダーを持つ消費者が増え、利便さを好めば電子書籍の方が高くても売れるだろうと、出版社は考えているのだろう。2014年頃には電子書籍が通常の書籍の売上を上回ると予測されており、全体として売上の減少を経験している出版社側としては可能な限り電子書籍の高価格を維持したいのである。WSJ *グラフも

アップルは、音楽のデジタル販売では先駆者として、1曲99セントというプライス・モデルを導入し成功したが、電子書籍はアマゾンより後発だった為に、価格競争を避け、代理店モデルで交渉したとジョブス氏の伝記に書かれている。しかし、これはある意味では自由競争を阻害する動きで、実際、司法省によって不正があったかどうか調査が始まっている。再販価格の復活ともいえ、時代に逆行している感じも否めない。消費者にはやはり、便利でしかも廉価というのが一番望ましいだろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

連邦労働統計局は、11月の物価指数が季節調整済みで変わらなかったと発表した。昨年度と比較する季節調整前でと3.4%の増加となる。下がったのは2ヶ月続いてエネルギーで、食品とその他の値上がりを相殺している。食品とエネルギーを除いた物価指数は0.2%の上昇で、過去2ヶ月の+0.1%に続いている。主な物価指数は次の通り:

食品(家庭内):—0.1%、外食:0.3%、ガソリン:-2.4%、燃料オイル:2.7%、電力:0.4%、ガス:-4.4%、新車:−0.3%、中古車:-0.1%、アパレル:0.6%、医療品:0.2%、住居:0.2%、運輸:0.1%、医療サービス:0.5