10月 29, 2011 スーパーマーケット フードサービス 流通業 0

今年8月末に倒産申請を行った、サンフランシスコ地域で7カ所の店舗を展開しているスーパーマーケットのアンドロニコスは、レノボ・キャピタル社に1,600万ドルで売却される事が決まった。しかし、売却後すぐにバークリーの、ユニバーシティー通りにある店舗は閉店され、残る店舗はバークリーに3カ所、ロス・アルトス、サンフランシスコ、サン・アンセルモに1カ所ずつの6店舗となる。レノボ・キャピタルは買収後、相当額の投資を行う予定で、アンドロニコスの再建を図る。同社は数週間前にも、地域のスーパーマーケット・チェーンである倒産申請中だったA.G.フェラリフーズを、120万ドルで買収している。アンドロニコスは、ユニバシティー通り店閉店前で、年商約12,000万ドル、社員総数は470名。閉鎖店舗の24名は解雇される予定である。オークランド・トリビューン

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アメリカの消費者は昨年魚貝類を802億ドル分消費しており、2009年より50億ドル増加(+6.6%)となる。しかし、ニューヨーク・メトロポリタン地域のレストランと食品店で小売されている190種の魚貝類のうち、15以上は誤表示してあったとコンシューマー・リポート誌がレポートしている。同誌が購入したサンプルは、DNA鑑定されて調べられた。以下は分析結果の一部:

14種類の魚のうち4種類のみ(チリアン・シーバス、コーホー・サーモン、ブルーフィン、アヒ・ツナ)が、常に正しく表示されていた

-18%のサンプルは表示名やラベルと一致しなかった

4%は小売店の社員によって誤表示されていた

—購入された10のレモン・ソールス、22のうち12のレッド・スナッパーは別の種だった。

—グルーパーと表示された魚は、実際はタイルフィッシュで、残留水銀の量が3倍多いと云われており、食品医薬局(FDA)は子供を産む年代の女性と子供はタイルフィッシュを食しないようアドバイスしている

—コロッサル・シー・スキャロップと表示されたホタテ貝の貝柱は、実際疑わしいくらい大きかったが、その種ではない貝柱だった

この調査結果は、他で行われた調査で、世界中の魚貝類の20%から25%は誤表示されているという結果と似通っている。これらの魚貝類は捕獲、運輸、加工などの過程で誤認される可能性はあるが、食品医薬局は魚貝類の誤表示を禁じており、勧告、没収、輸入禁止などの処置を取ることができる。ただ、実際の取り締まりの責任は州や地方自治体に委託されている。ニューヨーク地区の管理担当者は、検査官は食品安全を重視しており、魚貝類の種類を見分ける訓練は受けていないと述べている。消費量全体の86%を占める輸入魚貝類については、FDAによって検査されており、DNAによる鑑定能力もあるがあまり使われていない。実際に検査されるのは輸入量全体の2%で、偽装魚を調べるのは0.05%、国産の0.5%に過ぎない。消費者としては、購入する場所で、魚貝類に関する詳しい内容を確認し、鮮度も目で良く観察することを薦めている。

消費量が圧倒的に多い日本の事情はどうなのだろう?代替魚はその旨表示があればいいだろうが、偽装魚は問題になると思う。