7月 27, 2011 オンライン・リーテイラー スーパーマーケット 流通業 0

自然食品のスーパーマーケット・チェーンであるホール・フーズ・マーケットは、73日で終わった2011年度第3四半期の業績を発表した。売上は11%増加して24億ドル、営業利益は21.7%増加して14,062万ドル、純利益も34.6%増加して8,847万ドルとなった。既存店売上は8.4%増加、一昨年との比較では17.2%の増加となる。粗利は既存店ベースで、0.57%改善して35.5%となった。動機に3カ所の移転を含め7カ所の新開店を行い、今期に入ってから1カ所の移転を含み2カ所の新開店をしている。現在、全米で309店舗を展開している。

この企業の好調さは、景気回復が富裕層に集中している事が要因とおもわれる。他のスーパーマーケットの既存店売上では、至近の四半期で、クローガーが+4.6%、セーフウエーが+0.5%、スーパバリューが-3.9%となっており、顧客層や展開地域の景気を如実に物語っている。

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オンライン販売の最大手であるアマゾン・ドット・コムは、6月30日で終わった第2四半期の業績を発表した。売上は51%増加して99.1億ドル、営業利益は25.6%減少して2100万ドル、純利益は7.7%減少して19,100万ドルとなった。今期のハイライトは、キンドルの売上急増で、宣伝付きで139ドルで販売されているキンドル3G が同社の電子書籍リーダーのベストセラーとなった。キンドル・テクストブック・レンタルを開始し、2011年の新学期から教科書を80%の割引で学生に提供できるようになった。キンドル・ストアには、新刊を含み95万冊を在庫し、80万冊以上は$9.99で販売している。第3四半期については、売上の36%から47%の増加、営業利益の93%から37%の減少を予測している。

アマゾンはインフラ投資に積極的な企業で、創業後も投資を続けている。昨年度と比べると、粗利は24.1%(24.5%)、フルフィルメント(配送と準備)9.5%(8.9%)、マーケティングが3.4%(3.2%)、テクノロジーとコンテントが7.0%(6.2%)、管理費が1.7%(1.7%)となっている。分母の数字が50%も増加した上でのこれだけの増加は少し疑問を感じる。考えられるのは、品揃えと扱いが増加し過ぎて、規模が生産性向上に役立っていないのかもしれない。売上税などの問題などで、配送センターや倉庫の立地が限られてきており、余分な経費になっている事も考えられる。ガソリンの値上がりも影響しているだろう。その為にも、同社のクラウド・サービスや電子書籍販売には莫大な設備投資が、将来の為に行われているのだと思う。