5月 5, 2011 アパレル ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア スペシャリティー・ストア スポーティング・グッズ ディスカウント・ストア デパートメント・ストア ドラッグ・ストア ヘルス&ビューティー 会員制倉庫型店 流通業 0

イースターの週末を含んだ4月の売上状況は、概ね良好だった。トムソン・ロイターがまとめた25社の小売チェーンの既存店売上は、前年度と比較して8.9%の増加となった。業界予測の+8.4%を上回り過去1年で最高だった。しかし、小売チェーンからのコメントは、未だに高い失業率、ガソリン価格高騰、原材料の値上がりなどで、先行き不透明感を示している。ターゲットは業界予測の既存店売上+13.2%と社内予測を下回る+13.1%だった。CEOのグレッグ・スタイヘーフェル氏は、エネルギー、食品、アパレル、ホーム雑貨などの値上がりが家計に影響を与えていると述べている。JCペニーは、予測の+8.5%を下まわって+6.4%をリポートしている。同社は客数は伸びているが、売価は横這い、一回の購買額は減っていると述べている。コールスは予測の+15.1%を下回り+10.2%となったが、第1四半期の利益予測は予測幅の上限になるだろうと述べている。メイシーは予測の+8.1%を上回った10.8%だった。サックスは予測の+10.3%を下回り+5.8%、ノードストロムは予測の+8.1%を下回る+7.6%とラグジュアリー百貨店の成長も鈍化している。ギャップの既存店売上は+8%となったが、粗利の相当な低下をリポートしている。好調だったのは、予測の+8.9%を相当上回る12%をリポートしたコスコ、春休みの好影響を受け+11%をリポートしたホット・トピック、+17.5%をリポートしたズーミーズ、+14.5%のバックルなどだった。またリミテッドは+20%を記録し、予測の12.2%を上回った。リージョナル百貨店チェーンのステージ・ストアも、予測の+13.8%を上回る+15.1%をリポートしているが、今期及び今年度の業績予測を下方修正している。一方、既存店売上を毎月リポートしていないチェーンで、業績の悪化をリポーとしているところもある。シアーズは、第1四半期の売上が3.6%下がった(Kマート:−1.6%、シアーズ:−5.2%)とリポートしており、ビッグ・ロッツは第1四半期の全体の売上0.5%減少をリポートしている。ビッグ・ファイブ・スポーティング・グッズも全体の売上は1.2%ほど微増しているが、既存店売上は0.9%下がったとリポートしている。ガソリンの価格は1年前に比べて30%高騰しており、最近のスタイフル・ニコラス調査によると、ガソリンの価格が消費や家計に大きな影響を与えていると答えた消費者が昨年より12%増え43%となっており、これは20089月以来の高率である。WSJ

筆者のまとめた26社の、既存店売上の加重平均は+8.7%となり、26社中で既存店売上を下げたチェーンはライト・エイド(全体では+0.5%だがフロント・エンドではマイナス)だけで、他のチェーンは全て既存店売上の増加をみた。昨年のイースターを含む3月の既存店売上の加重平均は+8.7%で今年も同じだった。ガソリン価格高騰の影響は未だ観られていない。