4月 27, 2011 オンライン・リーテイラー 流通業 0

オンライン小売の最大手であるアマゾン・ドット・コムは、331日で終わった第1四半期の業績を発表した。売上は38.2%増加の98.6億ドル、経常利益は18.3%減少の3220万ドル、純利益は32.8 %減少して2100万ドルとなった。同期に電子書籍リーダーであるキンドルの114ドルの販促を行い、電子書籍在庫はニューヨーク・タイムズのベストセラー110タイトルのうち107タイトルを含み90万タイトルが用意されている。74万タイトル以上は$9.99以下で販売されている。ドイツでも65万タイトルの在庫で電子書籍販売が開始され、在庫の内2.5万タイトル以上はドイツ語の書籍である。キンドル・ライブラリーという貸し出しを、国内1.1万カ所以上の図書館を通じて今年末から始める。同じ電子書籍をもう一度借りるか購入すれば、ノートやハイライトを保存することも出来る。アマゾン・クラウド・ドライブが発表され、ウェブとアンドロイドの携帯で利用できる。これは音楽、写真、書類などをインターネットを通じて保管するサービスで、PCとマック、アンドロイドを使ったタブレットと携帯などを通じどこからでも使用することが出来る。保存スペースは5GBまで無料で、20GBから1000GMまで1GBあたり年間1ドルの使用料で増やす事も出来る。アンドロイド上で、アプリ・ストアを3月から始めた。アマゾン・プライムの会員に対して、ストリーミングの映画とテレビ番組を5,000タイトル用意してサービスしている。カナダとアメリカを含む北米の売上は45%増加して54.7億ドルとなっている。英国、ドイツ、日本、フランス、中国、イタリアを含む国際部門は、31%増加(4%は為替益)の43.9億ドルだった。書籍、DVDなどのメディアの売上は、全体で為替を除いて15%増加し39.6億ドルとなった。家電と雑貨の売上は59%増加の55.9億ドルとなっている。ドイツでは、チェックアウト・バイ・アマゾンというオンライン購入の支払処理サービスを始めている。テクノロジー提供のアマゾン・ウェブ・サービスは国際部門でも拡大しており、アジア太平洋地域にも拡張され、日本では日本語でもサポートされている。

第2四半期は、売上で88.5億ドル(+35%)から96.5億ドル(+47%)、経常利益で9,500万ドル(−65%)から24,500万ドル(+9%)を予測している。ビジネス・ワイア

アマゾンは創業当初から、インフラに対する投資を積極的に行う事で知られている。最近でも商品を在庫・発送するフルフィルメント・センター網の拡大、アマゾン・ウェブ・サービスなどに使われるテクノロジーへの投資が大きくなっており、人材確保も加わって経費が増えている。実際この四半期では、商品粗利が23%に対して、経費が19.5%も掛かっている。この経費率が今後も継続するとなると少し厳しい感じもするが、長期的に観ればいいのかもしれない。オンライン販売に対する州による課税問題もくすぶっている為、ここしばらくはビジネス構築が最優先なのだろう。