3月 23, 2011 ブック・ストア 家電・電子機器チェーン 流通業 0

明日はベスト・バイの第4四半期と通年の業績発表が行われる。投資家の予測では売上が1%増加の503億ドル、利益が4%増加(昨年度は31%の増加)の13.7億ドルとなっており、どちらかというと悲観的である。同社の株価も過去12ヶ月で23%ほど下がっており、28%増加したアマゾンとは対象的である。同社のCEOであるブライアン・ダン氏は、最近ピッツバーグとランスベガスで実験しているコネクテド・ストアで再起を図っている。この店舗は、これまでの店舗と違って売場がすっきり見通し良くされており、それぞれの売場の商品どおしの関連性を高めている。例えば、以前だとブルー・レイ・プレイヤーの説明をするときに、「インターネットに接続すればパンドラやネットフリックスが楽しめます」云う替わりに、「どういう風に接続されるかお見せしましょう」と案内出来るのである。以前は棚に陳列されていたタブレット、デジカメ、デジタル・フォト・フレームなどの商品も、テーブルの上に陳列されることで、隔たりを無くしている。社員も店舗内の他の商品説明が出来る様に再トレーニングされている。サービス部門のギーク・スクワッドは、取り付けサービスや修理の受付だけではなく、簡単な相談や修理はその場で行えるようにトレーニングされた。こういった陳列やサービスは、アップル・ストアの陳列とジニアス・バーに酷似している。これまでの戦略である、競合他社にない電器自転車などの専売商品販売がうまくいかず、アップル、アマゾン、ウォルマート、コスコなどに顧客を失ったベスト・バイは、EDLP移行とこの新しい店舗で再起を試みているが、果たしてうまくいくかどうか疑問視する向きも多い。サンフォード・C・バーンスタイン&カンパニーのコーリン・マッグラナハム氏は、「馬が牧草を食みに行ってしまった後の馬小屋で、壁の写真を掛け直しているようなものだ」と酷評している。ブルームバーグ

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昨年8月頃から企業売却の意向を示していた書籍チェーンのバーンズ&ノーブルは、適当な買い手が現れないままあきらめるようである。7社ほどの候補があったそうだが、一回目の入札後決まらなかった。主な理由は、同社の電子書籍販売の将来性である。同社はアマゾンやアップルなどと電子書籍販売のシェア争いをしており、市場シェアでは2番目である。投資銀行であるゴールドマン・サックスの調査によると、電子書籍リーダーの市場は、アマゾンのキンドルが67%で首位、バーンズ&ノーブルのヌークが22%で続く。電子書籍自体のシェアは、アマゾンが58%、バーンズ&ノーブルが27%、アップルが9%となっている。至近の129日に終わった四半期では、既存店売上が7.3%増加しており、これは2007年以来の増加だった。また、電子書籍を含むオンライン販売は、52%増加して31,940万ドルとなっている。電子書籍リーダーの販売で2年ほどアマゾンに先を越されているバーンズ&ノーブルだが、市場シェアの差はすこし縮まってきており、最近のボーダーズの倒産申請も同社にとって追い風となると観られている。ブルームバーグ