9月 23, 2010 ディスカウント・ストア 流通業 2

ターゲットのCFOであるダグ・スコバナー氏は、9月15日に投資銀行のゴールドマン・サックス・リーテイル・コンフェレンスでプレゼンテーションを行った。ウェブ・サイトに録音とプレゼンテーションのスライドなどがアップロードされているが、主な内容は下記の通り:

Pフレッシュへの改装は現在340カ所,今年末までに450店舗,来年も400店舗ほど改装の予定。改装後は、第2四半期の既存店売上で0.2%から0.3%増加し、第3四半期と第4四半期では1%ほどの増加を予測している。ターゲット・ブランドのクレジット・カードとデビット・カードの5%値引きプログラムは、カンサス・シティーとサン・アントニオで、昨年から実験されており、来月でちょうど丸1年となる。サン・アントニオでは、調剤の自己負担額とそのほか一部は除く、通常の買い物に対して3%引き、カンサス・シティーでは5%の値引きを行い実験した。これによってカードの申請数がどのくらい増えるか、来店動機となるかなどを調べた。また、値引き分をカバーするほどの売上増加があるかどうかも調査された。結果、サン・アントニオでは、増加した売上分は、3%の値引き分で相殺されたが、市場シェアはすこし増加した。一方、カンサス・シティーでは、値引き分を上回る売上の増加があり、他の地域に比べてカードの需要も相当伸びた。この結果、プログラムの全米の店舗での導入が決断された。第4四半期は、このプログラムによって、1%ちかくの既存店売上増加、2011年度では1%ー2%の増加を予測している。既存のカード保持者には、カード申請時にもらえる次回購入時に10%値引きのクーポンが発行されており、最初は両方の値引きを行わなければならず、その経費は、第4四半期で得られる予定の1%の既存店売上増加による利益を相殺すると予測される。Pフレッシュ改装店は、やはり食品の追加の影響が大きく、改装後は平均売上で6%ー7%上がる。来月までには400カ所のPフレッシュ店舗が運営されており、低いところで4ー5%、高いところでは10%ほどの店舗売上増加となる。これらの改装は、食品売場の追加に加えて、ビューティーの什器入れ替え、専門店陳列の様な靴の売場、見晴らしが良く乱雑でないホーム雑貨の陳列、ビデオ・ゲーミングの新しい什器なども含まれる。改装後の当初の売上増加は食品が中心だが、他の売場の改善もすこしずつ結果に表れてきている。この改装プログラムは、買上額ではなく、主に来店頻度の増加にで表れ、特にターゲットに取って良い顧客と最高の顧客で影響が観られる。

一方ターゲットのクレジット・カード/デビット・カード利用者に対する5%の値引きは、最上の顧客によって一番利用され、来店頻度、買上額の増加として表れている。カンサス・シティーでは、クレジット・カードの申請数が3倍に増加した。購入での利用率はクレジット・カードが5%から7%へ、デビットが0%から2%へ増加している。

オンライン販売のアマゾンとの協力は今年で終わる為、自社運営の準備はかなり進んでいる。小型店のラボ研究もしており、在庫適正化もいくつかの店舗で試している。人口密度の高い10の地域で、小型店建設の開店計画があり、13万平方フィート以上の広さを持つ通常店舗に対し、6万平方フィートから10万平方フィートの広さの店舗の将来性が高いと思われる。今後24ヶ月以内には2箇所ほど実験開店する予定である。国際進出では、隣国のカナダを視野に入れているが近い将来の計画ではない。