7月 29, 2010 オンライン・リーテイラー ブック・ストア 流通業 0

6月に値下げされたばかりの、アマゾンのキンドル電子書籍リーダーの新機種が発表された。2−3日前からキンドルの在庫切れがリポートされていたが、この新商品発表が原因だったようである。携帯の回線が使える上級機種が189ドル、新しくWIFIだけの機種が139ドルで発表され、仕様も良くなっている。画面のコントラストや明るさが改善され、同じ6インチの画面だが、全体の大きさは21%ほど小さくなっている。重さも15%軽くなり8.7オンス(247グラム)で、電池の寿命は一回の充電で1ヶ月と発表されている。また、メモリーの容量が増やされ、3,500冊分の書籍が入れられる。同社CEOのジェフ・ベイゾス氏は、「この価格で、キンドルは既に大衆向けの商品となった」と語っている。新リーダーは8月27日から発送の予定で、購買予約が始まっている。ロイター
アップルのiPadと違い、キンドルはあくまで書籍リーダー専門機種として販売されており、価格が下がるにつれ販売数も増えるだろう。ベイゾス氏は一家に2台以上の販売を考えており、本棚の代わりにしたいと述べている。確かに通常の新刊書との価格差は10ドルくらいあり、年間15冊ほど購入するとすれば、1年ちょっとで元がとれる値段になっている。本棚の必要性もなくなるわけで、便利さを考えるとお値打ちだろう。書籍リーダーをロス・リーダーとし、コンテンツである書籍の販売で利益があげようとしているアマゾンと、コンテンツを便利で魅力的に提供することで、iPadというハードの販売で利益をあげようとしているアップルとの、面白いビジネス・モデルの対比だと思う。