7月 22, 2010 Uncategorized 家電・電子機器チェーン 流通業 経済 0

先日からiPhone4のアンテナゲート(ニクソン大統領の失脚の元となったウォーターゲートを喩えて、問題の発祥を何々ゲートと呼ぶ)で話題をまいているアップルは、6月26日で終わった第3四半期の業績を発表した。売上は何と61%増加して157億ドル、利益も78%増加して32.5億ドルとなった。粗利は40.9%から39.1%へ下がった。iPhone4の問題で、無料のケースを配付する予定の同社は、12月までの売上から1億7,500万ドル分の計上を保留すると述べている。マッキントッシュのコンピューターの売上は前年度より33%増加して347万台、iPadは330万台で21.6億ドルの売上、iPhone4の発表前の需要停滞が心配されたiPhoneは前年度より61%増加して840万台、iPodは台数では8.6%減少したが、売上は4%増加して15億ドルとなった。同社の時価総額は2,300億ドル余りで、マイクロソフト社を抜いている。因みにウォルマートは1,870億ドルほどである。ところで、先週の16日に、iPhone4のアンテナ問題について、CEOのスティーブ・ジョブス氏が記者会見を行った。アップルのサイトにビデオがアップロードされているが、実況中継はされず、記者達との質疑応答も削除されている。それでも、同社のPR担当者が考え抜いたと思われるジョブス氏のプレゼンテーションは見事なものだと思う。ビジネス・コミュニケーションで必要とされる3要素を全て網羅している。ロゴス、エソス、パソスと呼ばれれ、語源はギリシャ語で、ロゴスはロジカルな説明で、数字や過去の実績などである。エソスはその人や企業に対する評価・信頼など、パソスは、視聴者に与える興奮、熱情などである。ジョブス氏のプレゼンの場合は、ロゴスは、iPhone4の販売数、返品率の低さ、通話の切断率の相対的な低さ、他社の携帯での同じような受信問題、携帯ネットワークが持つ共通問題などを強調している。エソスでは、アップルのもつ最新の受信検証用の17箇所もの施設、同部門に勤める18人もの博士号を持つ専門家集団などを紹介している。パソスは、記者会見に参加した人達にはあまり通用しなかっただろうが、このビデオを鑑賞する多くの人達がアップルのファンだと云うことを考えれば、完全主義なジョブスが商品の欠陥を認めただけでも充分感化できたと思う。また、無料のケースを配付することで、顧客サービスの高さで定評のある同社のイメージも壊さなかったのである。それでは、アップル及びジョブス氏は、顧客第一主義が徹底されているかと云うとそうではない。iPhoneが最初に2007年に売り出されたあと、2ヶ月足らずで200ドルもの値下げ*をして、それまでに購入した人達から猛烈に苦情が出たことがある。しばらくして100ドルの商品券を配付して収めたが、この苦情は、値下げ時に充分予測できた事で、事前に対応策を考えているべきだったと思う。今回のアンテナ問題も、決して早い対応とは思えない。同氏は、発売してからたった22日しか経っていなく、エンジニア達が連日連夜調査した結果だと云うが、アンテナのデザイン上、多分当初から分かっていた事だろう。そういった意味では、傲慢な態度であると云えるが、カリスマ性のある事業家にはありがちである。プレゼンの冒頭でも、「iPhone4が嫌なら、買うな、返品すればいいだろう」という(個人が造った)ユーチューブのミュージック・ビデオを流している。実際に売上を落としている訳ではなさそうなので、結局うまく問題を収めた事になるのだろうが、以前にも書いように、どんな優秀な企業でも、顧客の声は無視できないと云うことである。この発表と並行して、受信状況を表示するソフトなどのアップデートもリリースされた。筆者の使っている3GSにも適用されるので、早速ダウンロードしてみた。結果は、同じ場所でこれまで5本あった受信状況のバーが4本に減った・・・・・
*実際の値下げではなく、料金体系の変更だった
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6月の中古住宅の販売数が5月に続けて5.1%減少した。一戸建てと集合住宅などを含む中古住宅の売買数は、季節調整済み年率で537万戸となり、5月の566万戸から減少した。住宅購入で一般的に使われる30年均等払いの固定金利平均は4.74%と5月の4.89%からさらに下がっている。6月に住宅を購入した人達の43%は初めての住宅購入で、投資家が13%、現金購入は全体の24%だった。中間売買価格は$183,700で1年前に比べて1.0%上がっている。差し押さえなどの物件は32%(5月は31%)で、1年前の31%と同じだった。地域的には、北東部と中西部の価格が昨年と比べて1.2%と0.1%下がり、それぞれ$244,300,$155,900の中間価格、南部は変わらず$163,600、西部は1.5%上がって$221,800の中間売買価格となった。全米不動産協会