5月 30, 2010 スーパーマーケット ドラッグ・ストア 会員制倉庫型店 流通業 0

会員制倉庫型チェーンのサムズ・クラブは、会員の購買歴に合わせた割引プログラムを導入している。eValuesと呼ばれるこのプログラムは、それぞれの会員の購入歴を元に、プラズマ・テレビの50ドル引き、30ロール入りのトイレット・ペーパーの3ドル引き、肉抜きのハンバーガー1箱あたり2ドル50セント引き、TVディナーや洗剤などの割引オファーで多岐にわたっている。通常、業界で使われる紙の値引きクーポンの利用率は1%か2%だが、このプログラムの利用率は、オファーされた顧客の20%から30%と相当高くなっている。このeValuesは、同社のプラス・メンバーである年会費を100ドル払っている会員のみに提供されており、バーゲンのオファーは電子メール、サムズ・クラブのウェブ・サイト、店舗のキオスクで得る事ができる。それらの商品を購入するとチェック・アウト時に自動的に割引きされ、クーポンを切り取ったりする必要はない。プログラムは、最近使われ始めた予測解析と呼ばれる手法を使っており、膨大なデータからトレンドを見つけ、消費者の行動を予測するものである。既に、プロ野球の重役達は優秀な選手の発掘に利用し、DVDレンタルのネットフリックスは、顧客の好みそうな映画の提案などに使っている。結婚相談所のeHarmonyのパートナー選び、eLoyaltyの顧客サービス向上・プログラムなどにも利用されている。多くの小売業は、ロヤリティー・プログラムなどで、膨大な顧客の購買データを持っているが、実際にそれらを有効利用しているチェーンは少ない。スーパーマーケットのクローガー(クローガー・プラス)、ドラッグ・ストアのCVS・ケアマーク(エクストラケア)などはその数少ないチェーンであるが、サムズ・クラブのプログラムは、消費者の信用度をクレジット・スコアとして提供しているFICOの協力も得て、精度の高い購買予測をたて、このeValuesを運営している。ニューヨーク・タイムズ