2月 27, 2010 ドラッグ・ストア 流通業 0

PBM(ファーマシー・ベネフィット・マネージャー)の業界最大手と第3位のメドコ、エクスプレス・スクリプツが、それぞれ好調な業績を発表している。メドコは、12月26日で終わった第4四半期で、売上は17.6%増加して152.5億ドル、利益も24.5%増加して3億4,150万ドル、処方箋数も14.8%増加して2億2,740万枚となっている。スペシャルティー薬局の売上も17.7%増加の25億ドルとなり、ジェネリック調剤(後発剤)の使用率は3.4%増加して68.3%となった。通年では売上が16.7%増加の598億ドル、利益も16.1%増加して12億8,030万ドル、処方箋数は12.9%増加して8億9,880万枚、スペシャルティー薬局の売り上げも19.5%増加して95億ドルとなった。ジェネリック調剤の使用率は34%上がって67.5%となっている。利益源ともなるメール・オーダーは1億310万ドルで、ジェネリックの割合は2.4%増加している。2010年は、利益で17%から21%の増加を予測している。現在同社は、6,500万人の会員数を持っている。

エクスプレス・スクリプツは、12月31日で終わった第4四半期で、売上は49%増加して82億340万ドル、利益も8%増加して2億2,330万ドル、処方箋数は23%増加して1億5,460万枚、ジェネリック調剤利用率は1.8%上がって69.1%となった。通年では、売上が12.6%増加して247.5億ドル、利益は6.6%増加して8億2,760万ドル、処方箋数は5%増加して5億3,060万枚、ジェネリック調剤利用率は2.2%上がって68.3%だった。2010年度は、利益で54%から61%の増加を予測している。同社は2009年に健康保険会社であるウェルポイントのPBM部門、ネクストRXを買収しており、来年度は、売上及び利益への貢献が大きくなる。

この業界は、2006年から始まった国のメディケア・パートDによる需要増と、アメリカ人の高齢化などによって追い風を受けている。オバマ政権の医療改革もいまは頓挫している状態だが、最終的にには何らかの形で始められると予測され、さらに需要は見込まれる。2010年度に大口の顧客をいくつか失っている、業界第2位のケアマーク(CVS)とは対象的である。同社の、業界初めてとなる薬局とPBMの垂直統合は、まだまだ解決しなければならない問題を抱えているようである。