2月 19, 2010 ディスカウント・ストア ドラッグ・ストア 流通業 経済 0

ウォルグリーンズによるデュエイン・リードの買収発表後、ライト・エイドの企業買収又は店舗買収の噂がでている。噂の出所は、UBSのアナリストであるニイル・カリー氏で、ウォルグリーンズ、CVS・ケアマーク、ウォルマートなどが買収元企業としてあげられている。同氏のあげている根拠は、アメリカの都会地域で店舗展開しており、唯一残っている大型チェーンで、買収される可能性があるのはライト・エイドであるとのことである。総額100億ドルほどの企業価値があると同氏は推測している。CVSにとっては、北東地域と山岳地域の店舗網が魅力で、ウォルグリーンズにとっては一部の都会地域の店舗網の価値が高いと推測している。またウォルマートにとっては、健康美容商品のシェア拡大と、小型店舗の展開にメリットがあるそうある。この噂などが理由となり、ライト・エイドの株価は10%ほど値上がりしている。AP

この噂は単に推測で根拠が乏しいと思われる。買収に合意したばかりのウォルグリーンズは、信用度が格下げされており、さらに大規模な買収は考えにくい。CVSにしても、ロングスの消化を終えたばかりで、ケアマークの売上減少など対処する問題も多く、いますぐは難しいと思われる。ウォルマートは、これまで国内の大規模な買収は行っておらず、シナジーの少ないドラッグ・チェーンの買収は可能性が低いと思われる。キャタピラのジェネリック調剤販売などPBMを排除する戦略をとっている同社にとって、利益率の低いライト・エイドが有利な買収企業とも思えない。といっても何が起こるか分からないのがアメリカの流通業界なので、表面には見えない企業価値があるかも知れない。
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労働省、労働統計局の発表によると、1月の都会地域(CPI−I)物価指数は、季節調整済みで0.2%増加した。過去12ヶ月では季節調整前で2.6%の増加となる。主な物価指数は、食品が+0.2%、エネルギーが+2.8%となり、これらを除くとー0.1%となりインフレ傾向はいまのところ出ていない。