10月 24, 2008 経済 0

昨日、連邦準備制度理事会 の元議長だったアラン・グリーンスパン氏が、国会喚問に出席した。今回の金融恐慌を引き起こした責任の所在を確認されたわけだが、過去の功績を述べながらも「いくつかの間違いを犯した」と責任の一部を認めている。82歳のグリーンスパン氏は同理事会の議長を18年間務め、暗黒の月曜日と呼ばれた1987年の株式暴落、2001年のテロなど数々の困難な時代にアメリカ経済の繁栄を持続させたと賞賛されていた人物である。日本のバブル崩壊に関して、当時の大蔵省の対応に、「バブルは弾けさせたはいけない、軟着陸させるべきである」と批判していた同氏は、市場のリスク管理能力が十分だとの見解だったが、今回の問題でその考え方を改めた事になる。「有名大学の経済博士号を持つエクスパートが集まる連邦準備制度理事会が、今回の問題を予測できなかったのか?」という問い、同氏は「We are not smart enough as people.」と答えている。つまり自由経済には、フェイルセーフとなるある程度の規制が必要ということになる。世界で最もフレキシブルだったアメリカ経済は、今後違った形に変貌するのかもしれない。