5月 30, 2009 スーパーセンター スーパーマーケット ディスカウント・ストア ドラッグ・ストア 流通業 0

グーグルの検索で最近最も頻度の高いキーワードの一つは、クーポンだそうである。すこしでも商品を安く手に入れたい消費者にとって、メーカーなどが発行するクーポンはバーゲンを得るのに大切な媒体となっている。アメリカのクーポンの歴史は古く、最初は19世紀にコカ・コーラ社によって、新しい飲料の試飲用に使われ、1895年までには全ての州でコカ・コーラが飲まれたと宣伝されている。割引クーポンとしては、C.W.ポスト社が1909年に発行したクーポンが有名で、その後広く業界で使われる事となる。NCH社の2009クーポン・ファクツによると、2008年には2,810億枚のクーポンが発行されており、グロサリーが64.4%、健康美容商品が35.6%となっている。カテゴリー別では、薬と健康商品、シリアルと朝食アイテム、家庭用クリーナー、調理済み食品(保存可能な)、ヘア・ケアが、それぞれ1位から5位で、額面の平均は$1.29となっており、2007年から4.9%増加している。うちグロサリーの平均額面は99セントで、健康美容商品は$1.51である。これらのクーポンで節約された総額は、2008年で27億ドルと相当な額となる。しかし、このクーポンの使用方法は、110年以上の歴史があるわりにはあまり進化しておらず、配付方法は日曜版の新聞への差し込み広告がいまでも圧倒的で、消費者はそのクーポンを切り取って買い物をするという方法が取られている。それでも最近では、すこしずつ進化し始めており、モバイル・クーポンが使用され始めた。先日、WSJの報道で、ユニリバーもこの電子クーポンの実験を、ニュージャージー州ノヒルスボローにあるショップライト店で始め、同社のブライヤーズ・アイスクリーム、ドーブ・ソープ、ヒルマンズ・マヨネーズ、リプトン・ティーなどの割引クーポン配付を、サンプルセイント社と提携して行っているそうである。このシステムは、消費者が同社のサイトにて簡単な情報をインプットすることによって、彼らのインターネットにアクセス可能な携帯電話にクーポンが送信されるようになっている。それらの商品を購入した場合は、チェック・アウト時にその画面をスキャンしてもらえば、その場で割引が得られるというシステムである。モバイル機器に対してのマーケティングはまだ暗中模索の状態ではあるが、人気急増のツイッターを始め、今後新しいマーケティング・メディアとして有望視されているひとつである。