5月 25, 2009 ドラッグ・ストア 流通業 0

ペンシルバニア大学医学部のポーラック博士を中心としたグループが、国勢調査局の情報とマッピング・ソフトウェアを使って調べた結果によると、簡易クリニックは、黒人の人達や貧困者が少なく、中間世帯収入が高い地域で多く開業されている事が分かった。この簡易クリニックは2000年頃から開業され始めて、現在ウォルグリーンズ、CVS・ケアマーク、ウォルマートなどの店舗内に全米で1,000カ所ほどに増えており、予防注射や咽頭炎などの診療など基本的な医療を行っている。医師の団体などからは反対が根強いクリニックであるが、保健システムの一部として認められ始めており、マーキー・ホスピタル・チェーンである、オハイオ州のクリーブランド・クリニックやミネソタ州のメイヨ・クリニックは、ウォルマート内に展開される簡易クリニックと提携し、そのネットワーク・システムの一部としている。健康保険を持たない、又は適用が限られている人達にとって、これら低価格の簡易クリニックは、医療へのアクセスを広げられる方法のひとつとして考えられている。またプライマリー・ケアの医師不足の解消案としても、推奨されている。しかしこれらの施設を利用する可能性の高い人達が多く住む地域に、クリニックが少ないということは、その必要性や将来性が満たされていないことになる。ポーラック博士は、地方自治体などによって、必要な地域への開業を進めるような措置が考慮されるべきだと云っている。簡易クリニック協会の代表は、これらのクリニックは、診療範囲が限られており、医療保険を持たない人達の医療施設と考えられるべきではないが、州や地方自治体と協力による保健制度の一躍を担えるように拡大される可能性は充分あるだろうと述べている。ウォルグリーンズ内に展開するテーク・ケア・ヘルス・システムのCEOのピーター・ミラー氏は、同クリニックで診療された患者の20%から30%は、診療費を現金で支払っており、健康保険を持っていないか、持っていても適用されない人達だと述べている。30%ほどの人達は、通常観てもらうファミリー・ドクターなどプライマリー・ケアの医療施設をもっておらず、40%以上の人達は、もし管理クリニックが無ければ、病院の救急救命室へ行くか、診療をあきらめていただろうと答えている。ロイター