4月 30, 2009 ドラッグ・ストア 流通業 0

PBM(ファーマシー・ベネフィット・マネージャーズ)最大手である、メドコは、第1四半期の業績を発表し、利益は2億9,100万ドルあげ、7.7%増加を報告している。理由は、市場シェアの増加、ブランド調剤の売上増加などがあげられている。ジェネリック調剤の売上比率も、66.8%と前年度より3.5%増え利益増加に貢献している。売上も17%増加しており、景気後退による消費減や失業者増加による健康保険を持たない人達の増加傾向に反している。しかし、メール・オーダーによる調剤売上は3.4%減っている。エクスプレス・スクリプツ社も、21%増加した1億1.440万ドルの利益をあげている。売上は、1.2%減少して54.2億ドルだった。同社の粗利は前年度の8.49%から9.85%に上がっており、これは利益が高いジェネリック調剤の売上が、65.1%から67.7%まで増加していることが影響している。WSJ
これらの結果や、先日のエクスプレス社のウェルポイントのPBM買収発表などをみると、CVSケアマーク社の合併によるシナジーはあまり効果を表しておらず、逆に市場シェアが伸び悩んでいる可能性を示唆している。メディケア・パートDの調剤保険も始められて3年以上となり、ベビーブーマーの高齢化とともに、調剤需要は全体で伸びている筈で、ケアマーク社はその恩恵を充分受けていない様である。業界の構造上、小売ドラッグ・チェーンとPBMの垂直統合は、戦略上一部相反する部分があり、難しいのかもしれない。つまり、PBMは、その会員や保険会社に対して、すこしでも安く調剤を仕入れる必要があり、逆にドラッグ・チェーンは、高く販売する事で利益を増やせるという矛盾である。今後の推移を見守ってみたい。
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ライト・エイドは4月25日で終わった4月の売上状況を発表した。総売上は昨年度とほぼ同じ20億ドル、既存店売上は1.8%増加し、フロント・エンド商品は3.2%の増加、調剤は1.2%の増加だった。調剤は売上の67.8%を占めている。同社のブルックス・エッカード店の既存店売上は横這いだったが、フロント・エンド商品は4.4%の増加と改善してきている。同部門の調剤の既存店売上は1.4%下がった。同社の株価も、一時20セント近くまで下がったが、最近は90セント近くまで回復してきている。