4月 13, 2009 ドラッグ・ストア 流通業 1

PBM(ファーマシー・ベネフィット・マネージャー)の大手、エクスプレス・スクリプツ社は、アメリカ最大手の健康保険会社であるウェルポイント社の傘下のPBM,ネクストRXを46.8億ドルで買収すると発表した。この買収が完了すると、同社は処方箋扱い数で、メドコ・ヘルス・ソリューション社に次いで2番目の大手となり、CVS・ケアマーク社を凌ぐ扱い量となる。同社はCVSが合併したケアマーク社の買収も目指していたが、最終的にCVSに負けている。ネクストRXは、現在2,500万人の被保険者を扱っており、年間の処方箋処理数は2億6,500万枚にのぼる。これがエクスプレス社の年間処方箋処理数、5億600万枚に加わる事になり、メーカーに対するバイイング・パワーが向上する。また、PBMの主な利益源となっている調剤のメール・オーダーが占める割合も、ネクストRX社は10%と低く、今後向上が見込まれる。しかし、ウェルポイント社のPBM業務は今後10年間契約に含まれており、調剤ベネフィットの処理方法も決められる事になる。買収には、現金と14億ドルを上限としたエクスプレス社の株式が使用される。合併後のエクスプレス社は、2009年と2010年にそれぞれ多少の利益額増と、今後15年間で8億ドルから12億ドルの節税を予測している。合併が終了しなかった場合は、5,000万ドルのペナルティーをエクスプレス社は支払う事になる。ロイター