4月 12, 2009 Uncategorized ドラッグ・ストア 流通業 1

ロングス・ドラッグ・チェーンの買収により、店舗数ではアメリカ最大のチェーンとなったCVSだが、最近とかく悪評が多い。もっとも中心となって告発している団体は労働組合の支持を受けているが、事実関係も多くニューヨーク州やカリフォルニア州の司法長官などもこの問題を取り上げている。一つは販売期限切れの商品の販売に関するもので、同社では継続的に行われているとキュア・CVSという団体が報告している。2009年2月の後半に行われた、カリフォルニア州、サンディエゴに開店されている27カ所のCVSでは、販売期限切れの商品が3/4以上の店舗で確認された。それらの商品は、乳児の粉ミルク、乳製品、子供と大人の薬剤などであった。40%以上の店舗では、期限切れのミルク又、卵又は乳児の粉ミルクが観られた。1/3の店舗では子供と大人の期限切れの薬剤が観られた。これは初めての事ではなく、昨年行われた調査では、666カ所のCVS店舗で期限切れの粉ミルク、牛乳、卵などが確認されており、これは調査店舗数の42%にあたる。これらの結果、昨年6月には、ニューヨーク州の司法長官であるアンドリュー・クオモ氏によって法的措置がとられ、罰金の支払いと、販売期限切れ商品の撤去が約束されたが、その後もすぐには改善されておらず、クオモ氏は提訴も考慮しているとの事である。別の告発でCVSは、特定の地域でコンドームの在庫棚に鍵を掛けていると云われている。調査された27カ所の店舗のうち、1/4にあたる7カ所の店舗では鍵が掛けられていた。同社によるとコンドームの在庫棚には鍵を掛けない方針の筈だが、実際にはかかっており、特に有色人種が多い地域では9カ所のうち5カ所で鍵が掛けられていた。白人地域では、18カ所のうち2カ所しか鍵が掛けられておらず、人種差別であると、同団体は問題視している。黒人とヒスパニックの間では、エイズによる死亡率が高く、白人の3倍と云われている。サンディエゴは、ヒスパニックの人達でエイズにかかっている人が多い10都市のひとつになっており、サンディエゴ群の黒人女性はエイズにかかっている割合が一番高い。エイズは25歳から34歳の黒人女性の一番の死亡原因でもある。エイズ予防になるコンドームの在庫棚に鍵を掛けるのは、道義的にも社会的にも間違っていると同団体は告発している。この調査結果は一部の地域に限らず、他の地域の同団体の調査でも同じような結果がでている。因みに、ウォルグリーンズ、ライト・エイドではコンドームの在庫棚に鍵はかかっていないそうである。