3月 5, 2009 アパレル スペシャリティー・ストア ディスカウント・ストア デパートメント・ストア 会員制倉庫型店 家電・電子機器チェーン 流通業 0

2月の主要小売業の売上が発表されている。ほとんどのチェーンが既存店売上でマイナス成長であるが、ウォルマートとアパレルのエアロポステル、ホット・トピックが成長している。トムソン・ロイターによると、全体の加重平均では0.3%の成長との結果で、ウォルマートの成長の影響が大きかったとみられる。同社のプレス・リリースでは、ガソリンの価格低下による可処分所得の増加などが増加要因としてあげられている。月毎の売上を発表している主なチェーンの売上は次の通り:

小売チェーン  既存店増減 総売上増減 2月売上
アバークロンビ&フィッチ -30.0% -24.0% $174.5
アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ -4.0% 1.0% $177.0
エアロポステル 11.0% 23.0% $109.9
BJ’sホールセール 8.2% 2.4% $669.6
ビッグ・ロッツ -3.2% NA $1,370.0
ボントン -7.8% -8.5% $200.0
チコス TBA TBA TBA
チルドレン・プレース 0.0% -1.0% $110.0
コスコ 4.0% -1.0% $5,060.0
ディラード -13.0% -14.0% $498.0
フレッド -2.0% 1.8% $146.0
ギャップ -12.0% -12.0% $795.0
ジンボリー -2.0% 4.0% $289.0
ホット・トピック 10.8% 13.7% $57.3
JCペニー -8.8% -7.2% $1,165.0
コールス -1.6% 3.6% $1,000.0
リミテッド -7.0% -11.0% $547.8
メイシーズ -8.5% -9.3% $1,576.0
ニーマン・マーカス -20.9% -19.7% $232.0
ノードストロム -15.4% -10.9% $471.0
パシフィック・サンウェア TBA TBA TBA
ロス 1.0% 7.0% $476.0
サックス -26.0% -26.8% $167.0
サムズ・クラブ 5.9% 3.1% $3,472.0
ステージ・ストアズ -8.6% -4.7% $101.0
スタインマート -12.5% -12.2% $84.1
ターゲット -4.1% 0.0% $4,370.0
TJマックス 0.0% -2.0% $1,220.0
ウォルマート(US) 5.0% 8.1% $20,071.0
ズーミーズ -13.4% -0.2% $23.1
売上は100万ドル、ガソリン、為替損益除く    

ところで、筆者が先週予測した、ウォルマートの既存店売上のソフト化は外れたわけだが、まだトレード・ダウンの進行が続いているのと、ペイチェック・ツー・ペイチェックで生活しているウォルマートの主要ターゲット顧客がガソリン価格の低下で一息ついているのが原因と思われる。しかし、BJ’sやコスコの売上鈍化を考えると、近い将来には、ウォルマートの売上の軟化は必ず起こると思われる。
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会員制倉庫型チェーン最大手のコスコも、値上げ価格を維持しているベンダーを批判している。商品価格の値下げに応じないメーカーの商品は、在庫から落とす事も考えていると、副社長兼財務最高責任者であるリチャード・ギャランティは、投資家達とのコンフェレンス・コールで語っている。同社でも、PB商品が増えており、食品と雑貨では数量ベースで22%までなっているそうである。CPGを含む食品などの売上比率が上がってきており、利益の大幅な減少を発表したコスコは、仕入コストの圧縮が急務となっている。スーパーマーケット・ニュース

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連邦倒産法を申請、閉店セールを行っていたサーキット・シティーは、予定を1週間繰り上げて3月8日に閉店すると、閉店セールを行ったグレート・アメリカン・グループ、タイガー・キャピタル・グループなどが発表している。これら4社は、サーキット・シティーの17億ドルの在庫商品を、7週間で売り切ったことになる。閉店後は、他の資産売却、債権者への支払いなどが2年ほどかけて処理される。トワイス・コム