9月 19, 2020 オンライン・リーテイラー スーパーマーケット 流通業 0

Amazonが南カリフォルニアで8月末に地域の顧客を限定に開店した「フレッシュ」ストアが17日に一般公開された。場所は、ウェストフィールド・トパンガ・キャニオンの斜め向かいで、目抜き通り沿いにある。土曜日でもあり店の外に20人ほどの行列が出来ており、15分ほど入店を待たされた。案内の人の話では入店客を100人以内に制限しているそうで、通常は200人ほどが収容人員となる。店舗内は、ホール・フーズ・マーケットの「365」に似た内装で、働いている社員もミレニアル世代が多い。フル・サービスのスーパーマーケットとしてグローサリーや青果から、デリ、調理済み食品まで全て揃っているが、売価はセール商品を除き、他のスーパーマーケット・チェーンと大差なく、安値感はない。セルフ・チェックアウトの「ダッシュ・カート」は10台程度が店内に用意されており、Amazonのアプリのトップメニューから「フレッシュ」を選ぶと、下のメニューにカートが現れ、クリックするとバーコードが表示されカートに読ませて登録する。カートの内側四方にカメラが設置されており、商品を入れると認識する仕組みだが、形状や包装によって左右され、それほどスムースには読み取らない。また測り売りの商品は、商品コードをスクリーンに入力する必要がある。子供連れの何人かの買物客が使っていたが、通常のレジの方が便利な感じがする。少量のパッケージ商品のみの買物なら便利かも知れない。レジ横には、Amazonで購入した商品のピックアップ/リターンも受け付ける顧客サービス・カウンターがあり、その裏がオンライン・グローサリーのステージングの場所となっている。店内にも少なくとも20人ほどの社員ショッパーがおり、オンライン・ピックアップ及び配達は相当扱われている様である。

印象としては、オンライン・グローサリーのフルフィルメント・センターと「365」の品揃えを拡大した様な雰囲気である。ブルームバーグは「ゴー」ストアと共に3000店舗ほどのチェーンになると報じているが、少し難しいかも知れない。Amazonの持つ顧客購買情報を駆使して、オンライン顧客の多い地域に、ミニ・フルフィルメント・センターを兼ね集中的に展開するのではないかと思われる。実際、ニューヨークのブルックリンでは、ホール・フーズ・マーケットのダーク・ストアも最近開店している。