7月 27, 2020 ドラッグ・ストア 流通業 0

ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは、役員会副議長及びCEOのステファノ・ペシナのCEO退任を発表した。同氏は役員会のエグゼクティブ・チェアマンとなり、現議長のジェームス・スキナーは議長職を退任し、役員として留まる。新しいCEO候補が役員会によって探され、任命され次第引き継が行われる。ステファノ・ペシナは、2014年12月にウォルグリーンズとアライアンス・ブーツの合併終了後、同社の個人筆頭株主となり役員会副議長に就任、暫定CEOを勤めた後、2015年7月からCEOに就任している。ジェームス・スキナーは、2015年1月から役員会議長に就任している。

合併後、採算性改善と将来の成長のために、数多くの戦略的なトランスフォーメーションが進められ、その効果が少しずつ表れてきていたが、今年に入りCOVID-19パンデミックの影響もあり、5月31日で終わった2020年度第3四半期には赤字を計上している。ライト・エイドの買収、企業の私企業化など達成出来ず、成長目標が明確にならないままボトムラインの改善だけに終始した感がある。他社との提携によって電子コマースや総合的なヘルスケアへの道も目指しているが、まだ、あまり効果が表れていない。競合のCVSヘルスが、ファーマシー・ベネフィット・マネージメント(PBM)大手のケアマークを傘下に収め、健康保険会社大手のエトナとの合併も終了させ、総合的なヘルスケア企業にトランスフォームしているのと比べると、ウォルグリーンズの将来性は不透明である。新CEOには、同社の殻を破るビジョンとトランスフォーメーション遂行能力を持つ人材が求められるだろう。