7月 26, 2020 ショッピング・センター 流通業 0

今月8日に倒産申請を行ったアパレル・チェーンの「ブルックス・ブラザース」に対して、スパーク・グループLLC と呼ばれる、モール運営のサイモン・プロパティー・グループとアパレル・ブランドをライセンス及び商品開発するオーセンティック・ブランズ・グループを含む会社が、3億500万ドルに及ぶ資産買収を倒産法廷に提案した。提案によると、250ヵ所ほどあるブルックス・ブラザースの店舗のうち、125ヵ所は引き続き営業を続ける予定。この提案に対する法廷審問は8月3日に開かれ、他の提案は8月5日まで受け付けられ、8月11日には資産売却の最終結論が出される予定である。もう一社WHBグローバルと呼ばれるブランド運営会社も買収提案を準備していると言われている。スパーク・グループLLCによる小売業買収はこれが初めてではなく、2016年にはエアロポスタル、昨年はブルックフィールド・プロパティー・パートナーズと共同でフォーエバー21をそれぞれ買収、現在、1億9100万ドルでラッキー・ブランドの資産買収も倒産法廷の承認待ちである。CNBC

サイモンのモールは、トップ25%の売上を上げる所謂Aクラスのショッピング・センターを多く持ち資金面でも余裕がある。倒産した小売業の優良な店舗を残し、不採算店は、別の有料テナントを誘致することで、モール全体の業績を上げる事が出来る。小売需要の完全な回復はまだ時間がかかると予測されるが、長期的には十分可能だと思われる。モールは1950年代に生まれ、既に70年足らず経過しており、最終的にどの位のライフスパンとなるかは分からないが、進化を続ければ、まだ30年以上は続くと思われる。