6月 21, 2020 ディスカウント・ストア ドラッグ・ストア 流通業 0

ウォルマートは、テキサス州ダラスに「ヘルス・センター」を、2019年9月に初めて開設したが、2ヵ所目となるヘルス・センターをジョージア州ローガンビルにも開設したと発表した。プライマリー・ケア及びアージェント・ケア、臨床検査、レントゲン、診察、カウンセリング、歯科、眼科、聴力検査などを、健康保険の有無にかかわらず1ヵ所で提供する。費用は、健康保険を持たない顧客でも利用できる様、通常の医院に比べ廉価に設定されている。アポイントメントを取ることもできるが、無くてもサービスは受けられる。今後もジョージア州でヘルス・センターの拡大を計画しており、他の州への拡大も視野に入れている。

ウォルマートは、2006年からジェネリック調剤を月額$4で販売し始め、小売業の調剤販売ではCVSヘルス、ウォルグリーンズに次いで3番目の市場シェアを持っている。PWCのレポートによると、ウォルマートのヘルス関連の売上は総売上の1割以上となる50億ドルに達する。同社の1億5000万人の顧客に、求めやすいヘルスケアを提供することは、ビジネス機会として将来性が高いだけでなく、アメリカのGDPの20%ほどを占めるヘルスケアコストの削減にもなり社会性もある。ウォルマートが提携する健康保険会社ヒュマナとは、調剤保険だけでなく他の分野にも拡大されてきており、買収の可能性も残っている。CVSヘルスの競合は、ウォルグリーンズやライト・エイドだけではない様である。