5月 31, 2020 デパートメント・ストア 流通業 0

高級百貨店チェーンのノードストロムは、5月2日で終わった2020年度第1四半期の売上が前年度比39.5%減少して20億ドル、クレジット・カード収入などを含めた総収入は38.5%減少して21億ドル、純利益は5億2100万ドル(前年度は3700万ドルの黒字)、1株あたりの損失は$3.33(前年度は$0.23の黒字)だったと発表した。3月17日から閉店した影響で、フルプライス部門の売上は36%、オフプライス部門は45%それぞれ減少した。オンライン需要は9%増加し、デジタル販売は5%増加、総額11億ドルに達した。店舗閉鎖の影響で、電子コマースは急増し、新規顧客が50%以上増加した。COVD-19関連では、社員に対する給与引き上げやその他の経費で1億7300万ドルが費やされた。

不透明な今年度後半に備え、信用枠利用と新社債発行で、前期末の8.5億ドルから第1四半期末には14億ドルのキャッシュとし、財務安定を確保した。仕入れを30%減らし、商品在庫は25%減らした。今年は年度セールを8月19日に前倒しして販促をかける。オフプライス部門は3月から仕入れを停止、フルプライス部門からの一掃在庫を増やしている。長期的なオムニチャネル戦略として16ヵ所のフルプライス店、3ヵ所のジェフリー・ブティックを閉鎖する計画である。また、傘下のオンライン紳士服販売のトランク・クラブのビジネスを、ノードストロムの店舗とオンラインに統合していく。現在、店舗の40%は開店しており、カーブサイド・ピックアップをほとんどのフルプライス店で提供、店舗内では、顧客と社員の安全を守る基準に沿って営業している。

店舗閉鎖の影響もあり、売上の半分以上がデジタル販売となっており、フルプライス及びオフプライス共、店舗フルフィルメントが増えている。ノードストロムは、消えゆく百貨店業界でも生き残る1社になると思われる。