5月 20, 2020 ホーム・インプルーブメント・センター 流通業 0

ホーム・インプルーブメント・チェーン大手のホーム・デポとロウズは、2020年度第1四半期業績を発表した。同業界は春の繁忙期となりコロナの特需も加え、それぞれ健全な売上増加が見られたが、既存店売上と利益率では明暗を分けた。

ホーム・デポは、5月3日で終わった第1四半期の売上が前年度比7.1%増加し283億ドル、既存店売上は6.4%増加(国内では7.5%増加)、営業利益は8.9%減少して33 億ドル、純利益は10.7%減少して23億ドル、1株あたりの利益は8.4%減少して$2.08だったと発表した。客数は3.9%減少、客単価は11.0%増加し、デジタル販売は80%増加し、うち60%は店舗ピックアップを利用した。カーブサイド・ピックアップのサービスも加えられ、カナダでは、唯一の店舗営業要素となった。

COVID-19によって、入店客数を制限したため客数の減少となった。また、社員の安全対策や特別ボーナス支給によって8.5億ドルほどの経費増加となりボトムラインに悪影響を与えた。

ロウズは、5月1日で終わった第1四半期の売上が11.2%増加して197億ドル、既存店売上は11.2%増加(国内では12.3%増加)、営業利益は40.5%増加して20億ドル、純利益は27.8%増加して13億ドル、1株あたりの利益は34.4%増加して$1.76だったと発表した。既存店客数は1.2%、客単価は9.7%、それぞれ増加し、デジタル販売は80%増加し、総売上の8%を占めた。デジタル販売の90%は店舗でフルフィルされ、60%は店舗ピックアップされている。

COVID-19関連の投資は社員に対する特別ボーナス、時給引き上げなどを含め3.4億ドル、加えて5000万ドルの地域に対する寄付を行った。

ロウズは、2018年に新CEOとして就任したマービン・エリソンの指揮下、ビジネス・トランスフォーメーションを行い経費が抑えられており、その結果が出たのと、同社の店舗展開地域がコロナ感染の低い州に多い事などが幸いしたと見られる。繁忙期を過ぎる今年後半の住宅市場、コロナ禍後の状況などが今後の業績に影響するだろう。