5月 16, 2020 デパートメント・ストア 流通業 0

創業1902年の老舗JCペニーが昨日倒産申請を行ったと発表した。既に、最優先債権者の70%ほどの合意を取り付けており、手持ちの現金5億ドルに加えて、9億ドル(追加の現金4.5億ドル)の つなぎ融資を確保している。今後、店舗数の適正化を行い、企業売却の可能性も模索する。今日、最初の申請項目で有る5億ドルの手持ち資金による社員の給与、ベンダーへの支払いなどが、倒産法廷によって許可され、今後つなぎ融資額を使った更生策に取り組む。同社CEOのジル・ソルターは、財務を立て直し、ビジネスの成長を目指していくと述べている。

JCペニーは所有不動産をリートに分割し、運営会社として更生を図ると報じられている。シアーズも同様な再建策を取ったが、売上が戻らず縮小の繰り返しをしている。ただ、JCペニーは至近の四半期で、ビジネス・トランスフォーメーションの結果が出始めており、規模はかなり変わるが、更生できる可能性も秘めている。ただ、百貨店の業態自体は既にライフスパンが終わっており、いかに新業態に進化できるかが鍵となると思う。独禁法に抵触しそうな急成長のアマゾンでさえ、いつかは潰れる時が来るとジェフ・ベイゾスは2018年末に述べている。小売業態には必ず寿命がある様である。添付は1994年に発表されたRetailingに掲載されたものに筆者が追記した図表。