3月 16, 2020 オンライン・リーテイラー 流通業 0

アマゾンは、同社が開発したジャスト・ウォーク・アウトのテクノロジーを他社に提供し始めているが、小売業大手のウォルマートやターゲットにもテクノロジー提供の可能性について話し合っていると報じられている。「デント:Dent」と呼ばれるオープン・ソースの組織を作り、利用各社が自社のシステムに合わせ変更できる様に考えられている。大手小売業では、現在、店舗のネットワーキング・テクノロジーの近代化によって、廉価で高速な通信網を構築、データを駆使した様々な運営決断を容易にできる様に進めているため、キャッシャーレスに加えて、自動在庫管理なども含まれる「ゴー・テクノロジー」は、これらの目標に沿っている。しかし、小売業としても競争相手であるアマゾンのテクノロジー導入は難しいと想像できる。実際、ウォルマートでは、過去に、サプライヤーに対してアマゾンのクラウド・サービスを利用しない様に要請した経緯もある。他の大手小売業も同様な措置を取っているところが多く、ゴー・テクノロジーの大手小売業に対する提供は簡単では無いと予測される。WSJ

テクノロジーがオープン・ソースで公開されると、標準化(de facto standard)される可能性はあり、26ヵ所の自社導入店「アマゾン・ゴー」の運営、他社への技術供給を考慮すると、全く可能性が無い訳では無い。ソース・コードはほぼ無償提供となるだろうが、関連のソフトやハードウェア提供の優位性は残り、アマゾンに取ってはクラウド・サービスに次ぐ成長分野になる可能性がある。