2月 18, 2020 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは1月31日で終わった2020年第4四半期及び通年の業績を発表した。総収入は前年度より2.1%増加して1417億ドル、純利益は12.3%増加して41億ドル、1株あたりの利益は14.2%増加して$1.45だった。

2020年度全体では収入が1.9%増加して5240億ドル、純利益は123.1%増加して149億ドル、1株あたりの利益は129.6%増加して$5.19だった。

部門別ではウォルマートUSの売上が第4四半期で1.9%増加して923億ドル、既存店売上はガソリン販売を除き1.9%増加(客数で1.0%、客単価0.9%それぞれ増加、電子コマースは+2.1%ほど貢献)、営業利益は12.7%減少して44億ドル(調整後では49億ドル)、国際は売上が2.3%増加して330億ドル、営業利益で5.6%減少して11億ドル(為替を除くと12億ドル)、サムズ・クラブは売上が2.6%増加して153億ドル、既存店売上はガソリン販売を除き0.8%増加(客数で4.3%増加、客単価は3.5%減少)、営業利益は7.2%減少して4億ドルだった。電子コマースは前年度比35%増加した。

通年ではウォルマートUSの売上が2.3%増加して3410億ドル、営業利益が174億ドル(調整後は178億ドル)、国際の売上が0.6%減少して1201億ドル、営業利益は31.0%減少して34億ドル、為替の影響を除くと28.5%減少して35億ドル、サムズ・クラブの売上は1.6%増加して588億ドル、既存店売上はガソリン販売を除き0.7%増加、営業利益は8.0%増加して16 億ドルだった。

電子コマースは前年度比37%増加し、顧客満足度を示すネット・プロモーター・スコア及び顧客の値打ち感を示すカスタマー・バリュー・インデックスが改善した。

ウォルマートUSのカテゴリー別既存店売上状況では、グローサリーが1桁の前半で増加、ヘルス&ビューティーが1桁の中間で増加、ジェネラル・マーチャンダイズは、家電、季節商品は良かったが、玩具、ゲーム、アパレルが伸びず、全体では多少減少した。

2021年度は、総収入(為替の影響除く)で3%ほど増加、ウォルマートUSの電子コマースは30%増加、1株あたりの調整後利益で$5.00から$5.15を予測している。設備投資は110億ドルを計画しており、店舗の海藻、顧客イニシアチブ、電子コマース、テクノロジー、サプライ・チェーンにフォーカスされる。

ウォルマートUSの売上成長率は分母の大きさを考慮すると好調と言えるだろう。ただ、店舗数はかなり飽和状態に近づいており、顧客の裾野を広げるか市場シェアを増加させないと成長が難しくなる。電子コマースの成長率は高く既存店売上増加率のほとんどを占め、売上はまだ全体の5%に満たないが、設備投資も集中されている。品揃えでは、これまでのターゲット顧客より収入の高い層を意識したブランドや品質に注力されている。