11月 8, 2019 アパレル 流通業 0

アパレル・チェーン大手のギャップは、今年2月にオールド・ネービーと他のブランドを2020年に分割し成長を目指すと発表し、ウォール街の指示を得た。しかし、その戦略の発案者である同社CEOのアート・ペックが昨日突如辞任し、役員も降りている。暫定CEOには、役員会議長で創業者の息子であるロバート・フィッシャーが任命され、さらに、オールド・ネービーの第3四半期の既存店売上が前年度より4%下り、今年度後半の業績予測を下方修正したと発表している。この発表後、同社の株価は7%ほど下げており、将来性が疑われた結果となっている。オールド・ネービーのスピンオフは、同部門の成長を見越しての計画であり、それ自体も白紙に戻りかねない。

1994年に開発されたオールド・ネービーは、ギャップの成長ブランドとして、発足以来4年で10億ドルの売上を達成、2018年度の既存店売上は前年度より3%増加し、売上は80億ドルに達していた。同ブランドの1200ヵ所ほどの店舗は、モール以外で展開されており、オールド・ネービーのCEOであるソニア・シンガルは、今後800ヵ所の新開店を計画していると、9月の投資家対象のコンフェレンスで述べていた。

同社は11月21日に2019年度第3四半期の業績発表を予定しており、その時点で何らかの戦略変更が発表される可能性がある。CNN

来店客数減少は、モールだけではなく、食品以外の小売業界全体に広がってきている。オンライン販売増加の影響だけではなく、最近の消費者の買物に対する考え方自体が変化してきている様である。