8月 11, 2019 オンライン・リーテイラー 流通業 0

アマゾン、第3者セラーに対して無理な売価を強要していると批判されているが、先週から「ソールド・バイ・アマゾン」と呼ばれる、アマゾンが売価決定権を持つプログラムを導入している。セラーに対しては、見返りとして、「MGP:ミニマム・グロース・プロシード」を保障し、商品販売による損失を防いでいる。セラーは、どの商品をSBAで販売する決定権を持ち、MGPによって最低利益を確保できる。昨年12月には、上院議員のリチャード・ブルメンサルが、アマゾンがセラーに課している他の小売チャネルでの安売り禁止条項を問題として取り上げており、今年3月にアマゾンはこの条項を廃止している。今後、SBAで販売するセラーは、他の小売に対してアマゾンより安値を提供してもアマゾンのセラーから外される心配がなくなり、しかも最低利益が保証される。一方、アマゾンにとっては、これらセラーの商品はアマゾンの在庫ではないため、急いで販売する必要はなく、市場をみながら売価を決める事ができる。また、MGPは6ヶ月毎に見直されるため、アマゾンの損失にはなりにくい。アマゾンはこれらセラーの商品の売価設定を「プライス・エンジン」と呼ばれるシステムによって決め返品の取り扱いも全て行っている。セラーは、このプログラムに加入するための追加費用はかからないが、販売商品のブランドを持ち、フルフィルメント・バイ・アマゾンを利用している事が前提となる。アマゾンは、以前にも「ディスカウント・プロバイデド・アマゾン」によって、売価と希望小売価格の差額をアマゾンが負担するプログラム、アマゾンの提案売価で販売する条件で、アマゾンに対する手数料を減額するプログラムなどを導入した事もある。CNBC

いずれにしても、アマゾンは、売価設定の権限の多くを持つ様である。