5月 23, 2019 ホーム・インプルーブメント・センター 流通業 0

ホーム・デポは5月5日で終わった2019年度第1四半期の売上が5.7%増加し264億ドル、既存店売上は客単価が2%、客数が0.5%それぞれ増加、全体では2.5%増加、純利益は4.5%増加して25億ドル、1株あたりの利益は9.1%増加し$2.27だったと発表した。木材の価格が下がっており、売上に悪影響したが、14部門のうち10部門は既存店売上が成長した。$1000以上の高額購入は3.9%増加し、全体の売上の20%を占めた。電子コマースの売上は23%増加し、そのうち54%は店舗ピックアップを利用している。フロントでのチェックアウトを改善し、自動ロッカーの設置も増やした結果、顧客調査では前年度より評価が5%高くなった。オンライン在庫では、ホーム・デコア・カテゴリーを拡大し、車、プール、仕事着なども増やした。プロ顧客のB2Bサイト利用も成長しており、今期35,000増え135,000となった。今年中にはこれを100万に増やす計画である。顧客とのエンゲージメントも改善しており、ツールのレンタルでは数年前の10%から40%に成長している。今春の繁忙期には、8万人の雇用を行い、モバイル機器などを使い顧客のヘルプをしている。

一方、ロウズは5月3日で終わった第1四半期の売上が前年度から2.2%増加し177億ドル、既存店売上は全体で3.5%、国内では4.2% それぞれ増加、純利益は10.5%増加し10億ドル、1株あたりの利益は3.7%増加して$1.31だったと発表した。電子コマースは16%増加し、うち60% は店舗ピックアップを利用している。同社CEOのマービン・エリソンは、「既存店売上増加は成長傾向を示していますが、コスト高、マーチャンダイジング組織改革による経費増加、古く適切でない売価ツールによる粗利の低下などで利益を圧迫しました。対応策を講じており今年後半にはその結果が見られると予測しています。」と述べている。今年度全体では、売上で2%の増加、既存店売上で3%の増加、1株あたりの利益で$5.54から$5.65を予測している。この結果は業界予測を下回っており、同社の株価は11%ほど下がっている。

この業績発表後、ホーム・デポの株価上昇に対して、ロウズは既存店売上増加率ではホーム・デポを上回ったが、株価を下げ明暗を分けた。

両社とも、中国に対する輸入関税の引き上げによるコスト高、住宅業界の伸び悩みまたはバブル崩壊が予測され、今年後半は成長が鈍化する可能性が高いと思われる。