4月 7, 2019 ディスカウント・ストア デパートメント・ストア 流通業 0

4月4日から5日にかけて、アリゾナ州トゥーソンで、グローバル・リーテイリング・コンフェレンスが開催された。元メイシーズ百貨店CEOのテリー・ラングレンがモデレーターとなり、ウォルマートCEOのダグ・マクミラン、ロウズCEOのマービン・エリソンなど、業界のトップや幹部がスピーカーとしてプレゼンテーションを行った。主なテーマは、店舗、テクノロジー、トランスフォーメーションで、電子コマース増加による大型小売チェーンによる店舗閉鎖はこれからも続くと予測され、最適な小売スペースが求められており、小型店舗や新コンセプトのハイブリッド店舗が登場している。また、消費の中心となるミレニアル世代は、電子コマース、オフ・プライス店舗を好んでおり、彼らのライフスタイルである、スマホやストリーミング・サービスに費やす月額$300ほどの影響が少なくないと見られる。彼らは、社会的な意義にも敏感で、ブランドや小売に対して環境保護やサステイナビリティーを求めている。

ダグ・マクミランは、電子コマースに加えて、テクノロジーによる生産性向上が今日の小売市場で不可欠になっていると述べている。現在、ウォルマートはグローサリー・ピックアップと配達を拡大しているが、消費者宅の冷蔵庫や食品貯蔵庫に直接配達するサービスもテストしているそうである。また、同社創業者のサム・ウォルトンの哲学だった社員へのフォーカスとして、トレーニングを強化し、ロボットの利用も増やしている。

残念ながら、アマゾンはコンフェレンスに参加していないが、リアル店舗を持つチェーンの方向性を示唆するコンフェレンスとなった様である。