10月 15, 2018 ディスカウント・ストア デパートメント・ストア 流通業 0

シアーズ・ホールディングスが、今日ついに倒産申請を行った。同社の大株主であるエドワード・ランパートはCEOを辞任するが、役員会議長は続ける。今年中にさらに142店舗を閉鎖し、閉店セールを近く始める。現在同社は700ヵ所ほどの店舗を運営しており、倒産申請後も営業を続けるため、3億ドルのDeptor-in-possesionのローンを交渉している。ランパートは、「ESLはシアーズに対して資金と時間を投資しており、将来性があると信じている。」と述べている。しかし、再融資は倒産申請前から交渉されており、債権者からの同意が得られなかった。果たして倒産申請から脱却できるかどうかは未知数だが、トイザらス、ボントン百貨店など、最近の小売業の倒産申請結果では、清算に至ったケースがほとんどである。

1886年、リチャード・ワーレン・シアーズによってミネソタ州ミネアポリスで創業されたシアーズは、翌年シカゴに本拠を移し、アルバー・カーティス・ローバックを加え、時計と宝飾のメール・オーダー・ビジネスを始める。1925年にはシカゴのウェスト・サイドで初めての小売店を開店し、その後アメリカ最大の小売業に成長する。1990年代にウォルマートによって小売業トップの座を奪われ、2004年にKマートを買収したエドワード・ランパートによって、2005年に買収され、現在のシアーズ・ホールディングスとなる。2006年の時点では時価総額200億ドル以上と言われたが、その後の成長は遂に実現しなかった。CNBC

同社の株式を個人と経営する投資会社ESLで半分ほど所有するランパートは、不動産やブランドなどの売却でかなり資金回収を行っていると言われているが、もしシアーズが清算される事になると、多額の投資だけでなく信用度も失う事になる。