8月 7, 2018 スーパーマーケット 流通業 0

スーパーマーケット・チェーン大手クローガーは、同社が持つ乳製品のブランドであるターキー・ヒルのビジネスの、売却を含む戦略的選択肢を検討すると発表した。ターキー・ヒルは、同社が運営する食品加工工場38ヶ所の一つである、ペンシルバニア州コネストガの製造、配送施設で主に作られている、アイス・ティー、フルーツ・ドリンク、ミルク、冷凍乳製品、アイスクリームなどのブランドである。パートタイムも含み800人の社員を抱えており、高品質なブランドとして顧客の人気も高い。クローガーは、全米で38ヵ所の食品加工工場を所有運営しており、うち19ヵ所は乳製品の加工工場である。

スーパーマーケット・チェーンの多くは、これまで、購買頻度の高い乳製品などの加工工場を自社運営することで、よりコストを下げ供給を安定させてきた。小売による垂直統合であるが、実際に工場経営をするためには、資本投下も大きく需要の変化に対する対応のスピードはそれほど速くない。一方、テクノロジー企業である、アップル、グーグル、マイクロソフトなどは、実際の製造は外注しており、市場での機敏性を維持している。アマゾンも同様で、PBであるアマゾン・ベーシックなども委託製造である。クローガーは、最近テクノロジー企業とのパートナーシップを拡大しており、英国の電子コマース企業であるオカドとも提携している。アマゾンの顧客執着と対抗するには、製造側の川上ではなく、顧客との接点に対する投資が不可欠になると言うことである。