5月 12, 2015 オンライン・リーテイラー 流通業 0

食事の献立を考えるには時間がかかり、その材料を揃えるためには買物に行かなければならない。時間のない忙しい人達にとって、その両方を解決してくれるサービスは便利この上ない。そんなサービスを提供する会社の1社が、2012年終わりに創業されたブルー・エプロンである。同社は、「ミール・キット」と呼ばれる計量された食品素材とレシピ・カードを、冷蔵ボックスに入れ顧客に配達するサービスを提供している。定期購入になっており、週あたり$60ほどの費用で、週3回2人分の食事が配達される。顧客は毎週新たにされる6種類のレシピーから選ぶ事が出来、旅行中などで留守の場合は、他の週に注文を延期する事も出来る。1回分の食事の費用は$7から$17.50ほどで、食品配達サービスであるフレッシュ・ダイレクトやホール・フーズで素材を購入するよりは高くなるが、ボストン・マーケットなどで提供されている調理済み食品と同程度である。ブルー・エプロンによると、品質の高い素材を無駄にする事なく料理できるので、全体的には安上がりになるそうである。このビジネス・モデルはスウェーデンで2007年に始められた「Middagsfrid」が最初で、その後ヨーロッパ全体に広がった。ドイツの電子コマース大手のロケット・インターネットは、「ハロー・フレッシュ」の名前で毎週1万箱の配達をドイツ、オランダ、英国、オーストリアで行っており、最近アメリカにも進出し、東海岸一帯でサービスを行っている。他にもプレーテドマーリー・スプーンなどが同様なサービスを提供している。ブルー・エプロンは、毎月200万食以上のミールを全米に送っており、推定月間売上は2,000万ドルほどとなる。同社の顧客に最もポピュラーなプランは、週$59.94の定期購入で、毎週3種類の夕食が2人分送られ、レシピには、大都市以外では見つけにくい素材も含まれている。現在1,400人ほどの社員を抱える同社は、現在1億ドルほどの追加投資を募っており、時価総額に換算すると20億ドルほどとなる。WSJ