2月 21, 2018 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは1月31日で終わった第4四半期および2018年度の業績を発表した。総売上は前年度比4.2%増加して1351.5億ドル、会員費などを含む総収入は4.1%増加して1326.7億ドル、営業利益は28.0%減少して44.67億ドル、純利益は42.1%減少して21.75億ドル、1株あたりの利益は40.2%減少して73セントだった。2018年度は総売上が3.0%増加して4957.6億ドル、総収入は3.0%増加して5003.4億ドルとなり初めて5000億ドル(日本のGDPの約1割)を越えた。営業利益は10.2%減少して204.37億ドル、純利益は27.7%減少して98.62億ドル、1株あたりの利益は25.1%減少して$3.28だった。第4四半期の国内の既存店売上は、ガソリン販売を除いてウォルマートが2.6%、サムズ・クラブが2.4%、全体では2.6%それぞれ増加、通年ではウォルマートが2.1%、サムズ・クラブが2.0%、全体では2.1%それぞれ増加した。以下はCEOダグ・マクミランのコメントの一部:

ウォルマートUSの第4四半期既存店売上は、主に客数1.6%増加によって2.6%の増加となり好調だった。全ての商品カテゴリー及び地域で成長し、既存店在庫額は11四半期続けて減少した。サムズ・クラブの既存店売上も2.4%増加に改善し、国際部門は11市場のうち9市場で既存店売上が増加した。電子コマースは23%増加したが、第3四半期の50%増加から減速した。これは、主にジェット・コムの売上統合が終わったためでほぼ想定内だった。通年では40%の増加となり、新年度も40%ほどの増加を予測している。今後も4つのトランスフォーム戦略を進め、革新を続ける。オンライン販売の2日間無料配達とグローサリー・ピックアップは顧客に好評で、ピックアップの時間短縮と配達をさらに早めている。オンライン商品在庫数は7500万近くに増え、ボノボスやモッドクローズなどユニークなブランドが買物経験を高めている。ジェット・コムは都会の富裕なミレニアルに人気で成長しているが、ウォルマート・コムに比べてマーケティング費用が多くかかるため、今後都会地域に絞り込み、生産性をあげる。

財務担当重役は、粗利の減少の理由について、2/3は売価投資と電子コマースの増加をあげている。1/3はサムズ・クラブと国際部門の影響だった。2019年度については、1.5%から2.0%の増加、国内の既存店売上で2.0%増加、営業利益で4.3% から4.4%の増加、1株あたりの利益で7% から13%の増加を予測している。

ある程度利益を犠牲にした成長だが、アマゾンとの競争激化で、ある程度避けられないのかも知れない。ダグ・マクミランは社員に対する投資を増やすなど、バランスの取れた経営感覚を持っており、長期的に考えていると思われる。