12月 4, 2017 ドラッグ・ストア 流通業 0

昨日レポートしたCVSによるエトナの690億ドルでの買収が正式に発表された。買収額は1株あたり約$207となり、$145の現金と残りはCVSの新規発行株式で支払われる。この合併は、今後のヘルスケアに大きな影響を与えると見られている。CVSの持つ、9700ヶ所以上の薬局と1100ヶ所の簡易クリニックなどが、地域の診療所の出先となり、患者にとって求め易い診療施設となると、CVSのCEOであるラリー・マーロは述べている。例えば、薬剤師、看護師などが糖尿病の患者の治療のカンセラーとなり、必要な検査も行うことがで、適切なで低額な治療が出来ると説明されている。エトナのCEOであるマーク・ベルトリーニは、CVSのロケーションを使うことで、地域や自宅で、より簡単なヘルスケアが得られるようになると述べている。ヘルスケア業界は、政治的な大きな変革が予測されており、競争力強化のための統合が模索されているが、独禁法の影響もあり健康保険会社同士の合併は難しい環境にある。CVSとエトナの合併は、垂直統合としてユニークなものとして認可される可能性が高い。両社の株主および監督官庁の認可が得られれば、合併完了は2018年の後半と予測されている。

司法省が反対したウォルグリーンズによるライト・エイドの買収に比べ、CVSとエトナの合併は、結果として消費者により廉価な選択肢を与えると見られ、認められる可能性は高い。以前CVSが買収したケアマークとの統合は、多少時間がかかったがシナジー効果の高い結果となっている。今回も同様な結果が得られれば、ヘルスケア業界の先駆者となるかも知れない。